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台風「日本一の柿」大被害!収獲直前の橋本伊都地方

日本一の柿の産地と言われる和歌山県橋本・伊都地方の柿畑は、台風21号の影響で、とくに収穫直前の「刀根早生(とねわせ)柿」が大被害を受けている。
和歌山県やJA紀北かわかみの調査で、9月4日午後、神戸に上陸した台風21号により、橋本市とかつらぎ町を中心とした柿被害は、約7億9300万円にのぼることがわかった。
地元の柿農家の話によると、9月7日に収穫開始予定だった「刀根早生柿」が、強風にあおられて、柿同士ぶつかり合ったり、折れた枝葉が当たったりして、大きく深くキズつけられた。
柿は刀根早生のほか極早生(ごくわせ)柿、平核無(ひらたねなし)柿、富有(ふゆう)柿などがあり、木々の損傷被害やビニールハウス損壊など施設被害も大きい。
JA紀北かわかみでは「出荷できるのは、うまくて美しい商品価値のある柿に限ります。被害を受けた農家の方々は、大変だと思います」と説明。
かつらぎ町四郷地区の柿農家の一人は「うちの場合山の南斜面の刀根早生柿がまともに強風を受け、その約80%以上がキズつきました。それでも頑張るしかありませんね」と話していた。
写真(上)は台風21号で折損した刀根早生柿の枝=橋本市学文路で。写真(中)は飛散した枝葉などで傷ついた刀根早生柿、写真(下)は台風に備えていた柿畑=かつらぎ町三谷で。


更新日:2018年9月7日 金曜日 00:00

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