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金賞・橋中吹奏楽部が出演♪東家区・敬朗会楽しく

敬老の日の「老」を「朗」と改めた和歌山県橋本市東家の「東家区 敬朗会(けいろうかい)」が、早くも9月2日午後、東家コミュニティーセンターで開かれ、今年の和歌山県吹奏楽コンクール(小編成部門)で、みごと金賞を受賞した橋本市立橋本中央中学校・吹奏楽部(30人)が出演し、70歳以上の大勢の高齢者の胸裏をまさに「朗らか」にした。
敬朗会の司会は、吹奏楽部の池田萌花(いけだ・もえか)さんと堀内梨音(ほりうち・りおん)さんが担当し、初めに全員起立して、厳かに「君が代」を斉唱。
次に松田良夫(まつだ・よしお)区長(元橋本市教育長)が挨拶に立ち、同市学文路出身の江戸時代の土木技師・大畑才蔵が、紀の川流域に小田井(おだい)用水路を築き、広大な水田開発を成し遂げた功績を紹介。「その偉業は、何と才蔵が55歳から70歳代の時であり、私たちも感謝しながら、健康長寿で頑張りましよう」と述べた。
吹奏楽部は笠置シズ子さんのヒット曲「東京ブギウギ」、フランスのポール・モーリア作曲の「オリーブの首飾り」、坂本九コレクション「見上げてごらん夜の星を」「上を向いて歩こう」「明日があるさ」、美空ひばりの生前最後に発表したシングル曲「川の流れのように」を演奏。参加者には懐かしい曲ばかりで、しみじみと拍手が起きていた。
途中、部員の鈴木ひなのさんのマジック披露や、吹奏楽部のイントロクイズで、遊び心を共有。続いて司会者が「私たちのふるさとは、世界的数学者・岡潔博士、オリンピック金メダリスト前畑秀子、古川勝さんのふるさとです」と誇りを示した後、吹奏楽部が伴奏し、全員で童謡「ふるさと」を声高らかに歌い上げながら、改めて「山河あるまち」の良さをかみしめていた。
次に「やっちょん月和会(つきわかい)」の女性たちが登場。高野口出身のシンガーソングライター・ウインズ・平阪さん作曲の「やっちょん~ふるさと音頭」「そうじょ・橋本」「橋本愛賛歌」を、躍動感いっぱいに演舞。
さらに舞踊サークル「松若流寿由美希会(まつわかりゅうすゆみきかい)」の女性たちが、扇や手ぬぐいを持ち、綺麗な着物姿で出演。相原ひろ子さんの「花一凜(はないちりん)」や中村美律子さんの「無法松の恋」、福岡県民謡「博多どんたく」を、日本情緒豊かに舞い踊った。
いずれも橋本女性の健やかさ、艶やかさが会場の隅々まで伝わり、沢山の高齢者をうっとりさせていた。
舞台正面に掲げられた国旗の南側には、岡潔博士の「街に老人がいるのは街の光である」という名言を貼付。奥村浩章(おくむら・ひろあき)東家区総務委員長は「今日のシナリオは、吹奏楽部の皆さんが考えてくれました。橋本の未来は明るいです」と謝辞を述べた後、「岡潔博士は『人がうれしいときは 自分もうれしい』『人が先 自分は後』という、素晴らしい言葉を遺されています。私たちもそのようでありたいです」と挨拶して締めくくった。
写真(上)は名演奏を披露する橋本中央中学校・吹奏楽部の生徒たち。写真(中)は高齢者に披露された「やっちょん月和会」の演舞。写真(下)は舞踊サークル「松若流寿由美希会」の舞踊。


更新日:2018年9月3日 月曜日 00:00

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