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高野山観光情報センター完成♪空海の霊場・魅力発信

弘法大師・空海が開いた世界遺産・高野山で、国内外の人々が交流し、その魅力を世界に発信しようと、和歌山県高野町=平野嘉也(ひらの・よしや)町長=が、高野山真言宗総本山・金剛峯寺前に建設していた「高野山観光情報センター」が完成し7月2日、オープニングセレモニーが開かれた。
同センターは木造2階建て延べ約500平方メートル。木材は高野山寺領森林組合の協力を得た高野霊木(こうやれいぼく=杉・ヒノキ)を使用。総事業費は2億323万8000円。
1階はテーブルや椅子を配置した「休憩・交流スペース」や、インフォメーションカウンター、大型テレビ、デジタル・サイネージ(電子看板)などの「情報提供スペース」。2階は事務所の予定。
正式名称は「高野山観光情報センター」(高野山ツーリストインフォメーションセンター)で、愛称は一般公募で選んだ「i koya」(いこうや)=大阪府在住の森田和城(もりた・かずき)さん作=に決まった。意味は「information koyasan」の「i」と「koyasan」を組み合わせ、「高野山に行こうや」の意味もあわせ持たせた。
同センターは金剛峯寺と高野町、一般社団法人・高野山宿坊協会と高野町観光協会、高野町商工会の計5団体が協力して、広報・宣伝活動を行い、参拝・観光客には、宗教都市・高野山の魅力を体験したうえ広く情報配信。小型電気自動車や自転車を貸し出し、山内を楽しく周遊してもらう。
同センターの開館時間は、午前9時~午後5時。年末年始(12月29日~1月3日)を除いて年中無休。場所は金剛峯寺の第2駐車場わき。入口は建物の東側。近くには真言密教のシンボル・根本大塔のある壇上伽藍や、高野山の宝物を展示している霊宝館がある。
この日、金剛峯寺の添田隆昭(そえだ・りゅうしょう)執行長(しぎょうちょう)が導師となり、御法楽(ごほうらく)を営んだ後、平野町長や添田執行長、加藤栄俊(かとう・えいしゅん)高野町観光協会代表理事らが「皆様のご協力で立派な観光情報センターが完成しました」と謝辞を述べ、「ここを拠点に高野山情報を世界に届けよう」と誓い合った。
館内では写真家で大阪芸術大学教授の永坂嘉光(ながさか・よしみつ)さん撮影の高野山の風景写真約20枚が展示され、高野町在住のフランス人・チェロ奏者のロビン・デュプイさんがゆったりとチェロを演奏。内覧の人々の心を和ませていた。
写真(上)は高野山観光情報センターの完成オープンをテープカットで祝う平野町長=左から3人目=ら。写真(中)はチェロ演奏で祝うロビン・デュプイさん。写真(下)は永坂さんの写真で飾られたオープニングセレモニー当日の同観光情報センター館内の風景。


更新日:2018年7月3日 火曜日 00:00

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