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「高野の花たち」(155)聖地ふさわしきサワフタギ

サワフタギ(沢蓋木)は、別名ニシゴリ(錦織木)とかウシノハナギ(牛鼻木)といい、ハイノキ科ハイノキ属の落葉低木で、高さは4~6メートルになります。
高野山の奥の院参道沿いやその周辺など、やや湿った日当たりの良い場所で咲いています。名前の由来は、沢をふさいでしまうように、枝が横に伸びて垂れ下がり、張るところから名付けられたようでいす。
花弁は白色で、枝の先から長さ3~6センチの円の円錐花序を出し、白い花を密につけます。花は5つに深く裂け、毛のような雄しべは多数で花弁より長くなっています。雌しべは1つで、秋が深まると鮮やかな瑠璃色の美しい実をつけます。
瑠璃はラピスズリと呼ばれる鉱物で、古くから宗教では最高位の色とされ、浄土を象徴する色として扱われてきました。
高野山という聖地にふさわしい花のように思い、そっと花の下で休みました。花言葉は「緊張感」。(E記)


更新日:2018年6月3日 日曜日 21:55

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