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ドローン出動!災害救助訓練~橋本署など雨季控え

豪雨災害の発生しやすい梅雨の季節を控え、和歌山県警・橋本署は橋本市消防本部、市役所、自主防災組織の関係者と協力し、6月1日、同市向副の向副緑地グラウンドで、災害警備訓練を実施した。
この日、橋本署員ら計70人が参加。台風・豪雨による家屋倒壊、車両水没などの被害を想定。住民の電話連絡に応じる、必死の対応訓練に挑んだ。
先ず、家屋倒壊で男性1人、別の場所では男性2人が屋内で重傷を負い、土砂崩れで乗用車が水没して、男性1人が負傷し、閉じ込められた。
橋本署や橋本消防本部は、住民から通報を受け、現場へ急行。倒壊家屋の屋根をチェーンソーでくり抜いたり、乗用車の窓ガラスを特殊機器で割ったりして入り込み、担架などで救出。重症度により治療順番を決めるトリアージを実践した。
とくに水没車両については、ドローン(遠隔操縦無人機)が飛来して、その周辺を飛び回り、車内の浸水や運転者の状況など情報を収集。てきぱきと救出活動に臨んだ。
自主防災組織の関係者は、同訓練を心に刻むとともに、豪雨対策の「土嚢(どのう)作り」や、毛布による「簡易担架作り」を学んでいた。
最後に橋本署の瀬藤雄祐(せとう・ゆうすけ)警備課長は「今回の訓練は、いざという時の、住民の対応力の向上や、関係機関との連携、救助隊の技術向上に、有意義なものとなりました」と、講評していた。
写真(上)は水没車両の周辺を飛んで運転者らの被害状況を調べるドローン。写真(中)は土嚢作りを紹介。写真(下)は水没車両の負傷者の救助訓練。


更新日:2018年6月2日 土曜日 00:00

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