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豊満なエンドウ収穫♪東又さん「堆肥に雑草」活用

生ごみ堆肥(たいひ)を使った野菜作りに取り組んでいる、和歌山県橋本市東家の元区長で米穀店経営者・東又良一(ひがしまた・りょういち)さん(81)の畑で、豊満なエンドウ(豌豆)が実り、自然農法の心地よさを感じさせた。東又さんは先日、「東家区一斉大掃除」で刈り取られた雑草をリサイクルし、「今後も安心安全の野菜作りに取り組みたい」と話している。
エンドウは支柱と横縄に蔓(つる)をからませ、葉を広げて、緑色のエンドウが無数にぶら下がった。東又さん夫婦は、そのエンドウを一つ一つ丁寧に摘み取り、家族で味わうとともに、ご近所にもプレゼント。喜ばれている。
「東家区一斉大掃除」は5月中旬に実施され、区民が道路や溝の脇などに生い茂った雑草を、草刈機で刈り取ったり、軍手をはめた手で抜き取ったり。東又さんはその一部を、軽トラックで畑(約300平方メートル)に運搬。しばらく風雨にさらした後、畝(うね)と畝の間に敷き詰めて、自然堆肥にする。
雑草は枯れれば土に帰るし、いろんな種子が土に混じるが、丹念に耕運機でかき混ぜれば大丈夫らしい。
この季節は、だいたいエンドウ、タマネギ、キャベツ、イチゴなどを栽培。普段からコンポストでつくった生ごみ堆肥をまき、ペットボトルで作った沢山の〝もぐら威(おど)し〟も立てて、農薬を使わないようにしている。
東又さんは「このような野菜栽培は、しんどいけど楽しいです。できた野菜は安心安全で、格別おいしいですよ」と笑顔で話していた。
写真(上)はエンドウの摘み取り作業。写真(中)は豊満に育った新鮮なエンドウ。写真(下)は自然堆肥用に東又さんの畑に集められた雑草。


更新日:2018年5月24日 木曜日 00:00

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