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「高野の花たち」(150)純潔で初恋モッコウバラ

江戸時代から庭に栽培されてきたというモッコウバラ(木香薔薇)。常緑つる性で、這って伸びる性質から、フェンスやアーチ、塀などに誘引して這わせているのをよく見かけます。モッコウバラは平年、4月終りごろから5月中頃にかけて、枝先に直径2センチほどの淡黄色した八重咲きの花を開きます。しかし、今年は気温の変化が激しく、開花のあまりの早さに驚きました。
高野山の山林で切り出した木材を、機関車に繋いだトロッコにのせて、九度山の貯木場まで(幹線支線合わせて45キロ)運搬する高野山森林軌道が、1909年(明治42年)に始まり、1959年(昭和34年)まで続いた。その軌道跡の一部が、紀伊丹生川の龍王渓遊歩道になっていて、道沿いの民家の登り口にこんもりとしたモッコウバラが咲き誇っていました。花言葉は「純潔」「初恋」。
また、南海高野線御幸辻駅近くで、この花を無人販売所として活用していたのが目にとまり、場所として「高野の花たち」の対象ではないが、珍しさのあまり写真の1枚に加えました。(H記)


更新日:2018年5月3日 木曜日 21:31

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