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「高野の花たち」(147)黒河道に咲くスズシロソウ

高野山へ向かう7つの参詣道のひとつで、高野地域の世界遺産になっている、高野参詣道黒河道(くろこみち)の登山口付近(橋本市賢堂)は、草花の宝庫といってもよいほど、四季を通じていろんな花が賑やかに咲き乱れます。イチリンソウやニリンソウ(高野の花たち120回・2017年4月25日付参照)など、いままでいくつか取り上げてきましたが、今回はスズシロソウ(蘿蔔草)を紹介しましょう。
スズシロソウはアブラナ科ヤマハタザオ属で、近畿以西の本州、四国、九州の急な斜面や崖などに生える多年草。茎の下部は長く、地を這う枝を出し栄養繁殖するので、群生を形成しやすい性質を持っています。
スズシロソウは、通常2月の終り頃から咲き始め、5月いっぱい咲きます。花が春の七草の大根の花に似ていることから名付けられました。花は白色4弁花です。根生葉は長さ15~20センチ、卵形を逆さまにした倒卵状のへら形で、緑に粗い鋸葉があります。花言葉は「潔白」です。(T記)


更新日:2018年4月10日 火曜日 21:01

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