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久保の桜コンサート楽しく♪14日(土)森の童話館

世界遺産・黒河道(くろこみち)沿いに、みごとな明治の山桜が咲く、和歌山県九度山町北又379の「くどやま森の童話館」(旧・久保小学校)で、4月14日(土)「久保の桜コンサート~ピアノとバイオリンで春の気分を~」が開かれる。同町教育委員会の企画・主催で、辻正雄(つじ・まさお)教育長は「素晴らしい自然の中で、満開の山桜とクラシック音楽を楽しんでください」と言っている。入館無料。
久保小学校は明治9年(1876)、薬師堂を仮校舎として開校。校舎は平成13年(2001)の火災で全焼し、翌14年8月、復元の形で木造平屋瓦葺き校舎(約220平方メートル)を再建したが同18年4月、児童数減少のため閉校していた。
九度山町はその活用を考え昨年10月、自然をテーマ、子供をメインにした「くどやま森の童話館」がオープンした。場所は橋本市賢堂~高野山千手院谷の約20キロを往来する黒河道わきで、この季節、開校当時に植栽された山桜が満開となる。
久保の桜コンサートは、4月14日(土)午後0時30分から同1時45分、同館・多目的ホールで、第1部は和歌山大学の遠藤史(えんどう・ふびと)副学長のピアノ演奏、第2部は寺本翔(てらもと・しょう)さんのピアノ、高橋麻衣(たかはし・まい)さんのバイオリン演奏がある。
隣の離れは「リスニング・ルーム」で、ソファー1脚(2人掛け)を置き、プレーヤー、アンプ、スピーカーが設けられ、遠藤・副学長から寄贈されたLP盤・クラシックレコード約1000枚を用意。自由に鑑賞できるようになっている。本館には絵本や童話をはじめ、高野山参詣の黒河道沿いにちなみ、真言密教関係の図書なども置いている。
当日は同館前のグラウンドの約半分と空地を駐車場(約20台)とし、車なら九度山町河根の紀伊丹生川「塩の瀬橋」から高野山方面へ道なりに走り約20分程度のところ。
なお、4月28日(土)午後1時30分~朗読くらぶ「ひかり」(7人)による「読み聞かせ会」、5月20日(日)午後1時30分~人気の紙芝居ガンチャンによる紙芝居上演&ワークシップ手作り紙芝居が予定されている。参加無料。
普段の開館日は土曜、日曜、祝日の午前9時~午後4時30分。但し、ゴールデンウイーク(4月28日~5月5日)は開館。駐車OK。
問い合わせは九度山町教育委員会・社会教育課(電話=0736・54・2019)へ。
写真(上)は黒河道沿い「くどやま森の童話館」グラウンドわくに咲く久保の山桜。写真(中)はピアノ&バイオリン=チラシより。写真(下)は「くどやま森の童話館」オープン記念式が行われた旧・久保小学校=2017年10月。


更新日:2018年4月10日 火曜日 00:00

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