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幸村…切り絵と光のコラボ♪1日~町家の人形めぐり

真田幸村(信繁)ゆかりの和歌山県九度山町の「真田のみち」で、4月1日(日)~5月5日(土)、商店や家々に武者人形や雛(ひな)人形を飾り、観光客に見てもらう第10回「町家(まちや)の人形めぐり」が開かれる。主催する九度山住民クラブ=阪井賢三(さかい・けんぞう)会長=は「多くの皆様と、人形めぐりを通して、仲良く交流したいです。ぜひ皆様、気軽に遊びにきてください」と呼びかけている。
今回の「人形めぐり」は、紀の川・九度山橋南詰~南海高野線・九度山駅前の「真田のみち」(九度山商店街)を中心に、約50軒の商店や民家の玄関や軒先に武者人形、雛人形、甲冑(かっちゅう)、自慢の品々などを展示。
とくに九度山橋南詰の特設会場(旧・医院建物)では、「切り絵と光のコラボ」をテーマに、同クラブの梅下修平(うめした・しゅうへい)、西辻香(にしつじ・かおり)両副会長らが制作した作品を飾っている。
例えば〝真田の赤備え〟の手作り甲冑や、幸村、豊臣秀吉、徳川家康ら戦国武将の額入り切り絵、九度山三景とする慈尊院、紀の川、雨引山(あまびきやま)などを表現した、沢山の散華(切り絵)などで、その背後からライトを当てて、浮かび上がらせている。
また、タイトル「かぐや姫」では、約20本の竹に透明の台座を設け、そこにお雛様を置いた形。まるで満月の竹藪の中、数多(あまた)のかぐや姫が空中に浮かび、囁(ささや)き合う声さえ聴こえてきそう。
「星空コーナー」では、壁に夜空の絵を貼りだし、星形に切り抜いた色紙をいっぱい卓上に用意。訪れた人々に、「夢」や「希望」と「氏名」を書いて、貼り出してもらうことにしている。
あのNHK大河ドラマ「真田丸」で全国から脚光を浴びた九度山町。「町家の人形めぐり」の締めくくりの5月4(金・みどりの日)、5日(土・こどもの日)には、恒例の「真田まつり」がある。
地元には世界遺産・女人高野別格本山・慈尊院や、丹生官省符神社、高野山参詣の町石道(ちょういしみち)、高野紙を梳(す)ける紙遊苑(しゆうえん)などがあり、「真田のみち」には真田ミュージアム、大石順教尼の記念館、松山常次郎記念館など、見どころが沢山ある。
阪井会長は「まちは人と人をつなぐ舞台です。いろんな展示物を見ながら、地元の人たちと楽しい会話を交わしてください」と言っている。
写真(上)は大坂城の模型や雛人形と西辻副会長。写真(中)は甲冑と武将たちの切り絵(額入り)。写真(下)は竹藪に浮かぶ可愛いお雛様と梅下副会長。


更新日:2018年3月27日 火曜日 00:00

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