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つらら30本!玉川峡に輝く~川面は氷雪に覆われ

大寒波が再三到来する今年、和歌山県橋本市彦谷の玉川峡周辺では、立春から約2週間というのに、最低気温は連日のように氷点下を記録、玉川(紀伊丹生川)沿いでは、沢山のつらら(氷柱)が光り輝き、川面は白く凍てついて、大阪に近い峡谷の厳しくも美しい景色を呈している。
玉川峡にある「丹生の滝(にゅうのたき)」付近の国道371号では、山斜面の岩場などで、流れ落ちる水が次々と凍りつき、多いところでは約30本(最長約2メートル、直径約5センチ)の槍(やり)状のつららが生まれていて、木漏れ日を浴びていた。
名勝「玉川四十八石(たまがわしじゆうはっせき)」(玉川由来記)で名高い玉川そのものは、普段、形や模様、彩色さまざまな大石小石の間を清流が流れる。その玉川も今は、水面(みなも)に氷が張りつき、氷上は白々と冠雪。清流の音は、その下をくぐり、わずかな割れ目からもれてくる。さすがの天然アユやアマゴもこごえそうで、冬眠状態に違いない。
「玉川愛好会」の上西進(うえにし・すすむ)会長は、玉川峡を巡りながら、川面の氷やつららを必死でカメラ撮影。これを現像して、河畔(かはん)の温泉宿泊施設「やどり温泉いやしの湯」に掲げる。
上西会長は「玉川峡は私のふる里であり、四季折々の風景には、常に心打たれます。今はスマホ時代、ぜひ、玉川峡の四季をスマホ撮影し、家族や友人知人に見せてほしい」と話していた。
写真(上、下)は「丹生の滝」の上の国道371号ぞいの岩場に輝くつらら=そこに立つ人影は上西会長。写真(中)は氷雪に覆われた玉川の川面。


更新日:2018年2月13日 火曜日 00:00

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