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幾つも山の煙立つ♪橋本・伊都~仕事始めの風情

和歌山県橋本・伊都地方は1月4日、曇り空の寒い一日となったが、紀の川沿いの山々では、幾筋もの白い煙が立ちのぼり、早々と柿農家の仕事始めの光景を呈した。
柿農家の話では、昨年12月の冬至前から今年2月頃まで、年末年始を除いて、柿畑の落ち葉をかき集め、剪定(せんてい)した枝と一緒に炊き上げる。
ここ日本一の富有柿の本場、戦国武将・真田幸村ゆかりの九度山の柿畑でも、今、ほとんど収穫・出荷した後だが、一部では野鳥への思いからか、一部の柿の木に熟柿が残され、その向こうでは、もうもうと白煙が上がっていた。
一方、紀の川北岸の高台から見はらすと、国城山系の山々でも、時には垂直にのぼる煙、山襞(やまひだ)を這いあがる煙、裾野(すその)を棚引く煙など、ここ橋本ならではの風情を見せた。
紀の川の堤防を散策中の人たちは、「まだ松の内というのに、もう仕事をされている」「山の煙のほのぼのと♪…、なんか昭和歌謡みたいですね」などと言いながら、目を細めていた。
写真(上)は国城山系の山々から立ちのぼる幾筋もの白い煙。写真(中)はきれいな白煙と熟柿。写真(下)は紀の川北岸から展望した山の煙。


更新日:2018年1月5日 金曜日 00:00

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