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空海伝説の国城山で甘酒接待♪元日ふる里展望楽しく

弘法大師・空海が、高野山往来の途中、必ず合掌したと伝えられる、和歌山県橋本市西畑の国城山(くにぎさん)山上の国城神社境内で、平成30年元旦の午前7時頃から、地元有志で組織する国城委員会=小出定美(こいで・さだみ)委員長=が、初詣客に甘酒を振る舞う。
この国城山(標高552メートル)は、征夷大将軍・坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ=758~811)ゆかりの聖山。国城神社は八幡(はちまん)大明神、天照大神(てんしょうだいじん)、荒神(こうじん)、春日(かすが)大明神、愛宕(あたご)大明神の「五社(ごしゃ)」を祀っている。
郷土伝説によると「弘法大師・空海が、橋本の賢堂と高野山を結ぶ世界遺産・黒河道(くろこみち)を往来する際、今は「明神ケ田和(みょうじんがたわ)」と呼ばれている「峠(とうげ)」(標高約400メートル)に立ち止まり、近くの国城神社を仰いで、手を合わせたとされている。
黒河道は、山麓の農家が野菜類を高野山に奉納する「雑事(ぞうじ)のぼり」の時、必ず往来した古道であり、国城山上では元旦の夜明け、東の空が晴れ渡った際、ごく稀(まれ)に万葉集にある「かぎろひ=曙光(しょこう)」が見られることもある。
すでに国城神社には注連縄(しめなわ)を飾り、日本国旗と紫地に白字で「奉納 国城神社」と染め抜いた大旗、山麓から同神社までの参道には、約500本の奉納旗が林立し、展望・休憩所には甘酒をお湯で温める釜も用意。すべて迎春準備が整っている。
境内隅には男女トイレ、展望台には双眼鏡(無料)、展望・休憩所には3人掛けの長椅子4脚があり、楽しい雰囲気でいっぱい。
国城山への登山ルートは、南海電鉄・紀伊清水駅付近から登る市道・清水~西畑線と、同市賢堂の定福寺(じょうふくじ)付近から登る市道・賢堂~国城山線がある。
国城委員会の元委員長・素和治男(そわ・はるお)さんは「健脚の方々は徒歩で、足腰の弱い高齢者は車で登り、世界平和や家族安泰を祈られます。くれぐれも気を付けてお越しください」と言っている。
写真(上)は国城神社の展望・休憩所に用意された甘酒接待に使われる大釜。写真(中)は寒風になびく国城神社の奉納旗と境内南にある展望・休憩所。写真(下)は紀北地方の山河の景色を楽しめる国城神社の双眼鏡。

更新日:2017年12月30日 土曜日 00:00

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