紙人形で心身清浄に♪３１日大祓式～丹生都比売神社

自分の罪けがれを紙人形に移し、心身清浄にして新春を迎える恒例の「大祓式(おおはらえしき)」が、１２月３１日(日)、和歌山県かつらぎ町上天野の世界遺産・丹生都比売(にうつひめ)神社=丹生晃市(にゅう・こういち)宮司=で営まれる。
この紙人形は、同神社が半紙を人形（ひとがた）に切り抜いて作った「大祓人形（おおはらえひとがた）」で、同神社境内のテント室に用意。そこで１２月３０日まで受け付け、いろんな事情で来られない人たちには、郵送するなどの便宜を図っている。同神社では「申し込みはなるべく早くお願いします」と言っている。
希望者は「大祓人形」に氏名、年齢（数え年）を書いて同神社に差し出す。神社はこれをとりまとめて、３１日午後３時から、古式にのっとり、丹生宮司らが「大祓式」を執り行う。「大祓式」は「歳越の祓（としこしのはらえ）」とも言い、各自、知らず知らずのうちに犯した罪穢（つみけが）れを、神職が大祓人形に移して祓い清め、健康と弥栄（いやさか）を祈る。
「大祓人形」は、式の前日までに持参、または郵送する。大祓の初穂料１０００円以上の志納については、大祓御幣（ごへい）を贈呈される。
毎年、大勢の参拝者が大祓式に参加しており、同神社では「どうぞ心身清浄にして、幸せな１年を過ごしてください」と言っている。
写真(上)は丹生都比売神社の手水舎わきに設けられたテント室。写真(中)はテント室内に用意した大祓人形と筆記用具。写真(下)は大祓式を控えた丹生都比売神社。

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