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洗心書道会・初の作品展♪JR高野口駅前の葛城館

和歌山県橋本市東家の書家・後藤加寿恵(ごとう・かずえ)会長指導の「洗心(せんしん)書道会作品展~懐かしい心の歌、春夏秋冬」が、12月2(土)、3(日)両日、同市高野口町のJR・高野口駅前の葛城館(国の登録有形文化財)で開催。心潤す現代詩文などの書作が、綺麗な日本建築の畳部屋に飾られ、まさに「洗心」をいただける。後藤会長は「今年は洗心書道会・創設45年の節目で、初めての作品展です。ぜひ、ご観覧ください」と言っている。観覧無料。
後藤会長は、名高い書家で父の故・西林凡石(にしばやし・ぼんせき)氏に学び、昭和47年(1972)11月に「洗心書道会」を創設。橋本市役所前の後藤ビル3階で、多くの市民に書道を教え、長女の嫁ぎ先(兵庫県芦屋市)の教室にも出向いて指導している。
この日、葛城館2階に後藤会長の作品5点、3階では弟子約20人の作品約30点を展示。作品は掛け軸や額装にして、床の間や壁に掲げられ、書と和室とが心地よく調和。書の中身は、各自好きな漢詩や禅語、和歌、童謡、自作の俳句などを楷書や行書でしたためている。
例えば、後藤会長は2階・床の間の掛け軸に、「東風(こち)吹かば にほひおこせよ梅の花 主(あるじ)なしとて 春な忘れそ」(菅原道真)と記した。
3階・床の間では、会員代表の神保洋子(じんぽ・ようこ)さんが「利休が茶を愛したのは 茶の心を楽しんだのだ あの朝夕の閑雅な心 茶よりも煙が慕はれる 象(すがた)を幽かに保つことは 心を幽かに澄ますことだ それゆえ利休は坐つてゐた 茶室の薄陽(うすび)に微笑んでゐた」(北原白秋)と綴る。
部屋知永子(へや・ちえこ)さんは「菜の花畠に入日薄れ 見わたす山の端 霞ふかし…」と唱歌・朧(おぼろ)月夜をしたため、小学生らは太い楷書で「希望を持つ」「雪がふる」「冬の星座」と元気に書いている。
華道・未生流師範・城野二三子(じょうの・ふみこ)さんは、玄関正面などに添花(そえばな)。2階床の間では、白椿やあじさいの照葉(てりは)を活けた桂籠(かつらかご)を置いて、書に花の情緒を添えた。
観覧者には、お抹茶が振る舞われる。
神保さんは「私たちは書道の研鑽(けんさん)だけでなく、後藤先生のお人柄から、やさしさや実行力など、大切なことを学んでいます」と感想を述べ、葛城館の大矢由美(おおや・ゆみ)さんは「素晴らしい書とお花のお陰で、どの部屋もかがやいています。ぜひ、お立ち寄りください」と呼びかけている。
開館時間は2日(土)午前9時30分~午後5時、3日(日)午前9時30分~午後4時。問い合わせは後藤会長(電話=090・4031・9683)へ。
写真(上、下)は葛城館で開催の「洗心書道会作品展」。写真(中)は床の間に掲げられた後藤会長の「東風吹かば…」(菅原道真)の作品・掛け軸。

更新日:2017年12月2日 土曜日 00:00

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