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できた!新城地域の交流拠点~絵画展示・踊り練習場

世界遺産・高野山に近い和歌山県かつらぎ町新城の旧・新城小学校が「新城地域交流センター」に新・改築され、10月15日、地元区長や町長ら関係者約80人が集まって竣工記念式が行われた。
新城小学校(木造平屋一部2階建て約330平方メートル)は児童数減少のため、平成24年(2012)3月に廃校。今回、玄関付近の2階部分を撤去・新築し、教室部分を改築。玄関付近は事務室兼湯沸室、教室部分は集会室などとした。
集会室は主に住民交流や踊りの練習場とし、絵画展示室には、元・和歌山県美術家協会会長の故・佐原光(さはら・あきら)さんの遺作で、吉野桜の風景を描いた「吉野風景(よしのふうけい)」(150号)など、独立美術協会会員らの作品10点を掲示。さらに3点を増やすことにしている。
この日、同センターで開かれた竣工式は、地元の「ソーラン新城組」メンバーが、躍動感のある踊りでオープニング。独立の画家で新城自治区の中前光雄(なかまえ・てるお)区長が「皆様のご協力で素晴らしい施設ができました」と深く謝辞を述べ、かつらぎ町の井本泰造(いもと・たいぞう)町長が「人口減少の中、この施設が地域発展の一助になりますように」と挨拶した。
記念コンサートでは、橋本市高野口町出身の歌手・浦部陽介(うらべ・ようすけ)さんが、ギターを抱えて登場。「私が伊都高校時代、中前区長が校長先生でした。中前校長に校庭でコンサートしたいと頼むと、よしわかったと快諾、ステージを設けてくれた」と述懐する。
「その私が、ここで歌えるのは、最高の幸せです」と話し、戦国武将・真田幸村を讃えたオリジナル曲「幻のヒーロー」や、紀北地方の方言でつづる「柿食いもてロックンロール」などを歌い、最後には10人の子供たちも出演、楽しいリズムに乗って踊り、センター竣工を祝った。
この後、絵画展示室で作品を観覧。佐原さんの「吉野風景」のほか、中前区長が「3人の児童と大木とトンボ」を描いた絵や、神戸市の井澤幸三(いざわ・こうぞう)さんが「2人の少女が広い公園のひかりの中で向き合っている姿」を表した大作などを見て回り、大人も子供も「すごい」「かわいい」などと大感激。
中前区長は「施設に飾り後世に残したいと、国内外で活躍中の画家に頼んだところ、佐原さんの絵は御子息から、他の絵は御本人から寄贈してくれました。どうしても観覧した場合は、あらかじめご連絡ください」と言っている。
新城は高野山に近い山あいの地域で、中心部を貴志川の清流が流れ、約55世帯130人が生活。新城小学校は、西日本で初めて「山村留学」を実施したことで名高い。
中前区長(電話=0736・26・0409)
写真(上)は竣工式で歌う浦部陽介さんと踊る子供たち。写真(中)は旧・新城小学校を新改築した「新城地域交流センター」。写真(下)は素晴らしい作品揃いの絵画展示会場。

更新日:2017年10月16日 月曜日 00:00

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