ニュース & 話題

「真田丸のジオラマ」寄贈♪九度山へ大阪明星学園生

戦国武将・真田幸村(信繁)が大坂冬の陣で築いた出城・真田丸(大阪市天王寺区餌差町)の城跡に建つ、学校法人大阪明星学園の明星中学・高校の美術部員らは、10月8日、半年掛かりで製作した「真田丸のジオラマ」を、幸村ゆかりの和歌山県九度山町の九度山真田ミュージアムに寄贈した。中野正蔵(なかの・しょうぞう)副館長は「ジオラマは12月末まで玄関ロビーに展示し、その後も工夫しながら、楽しくご覧いただきます」と話している。
「真田丸のジオラマ」は縦横各1・5メートルの大きさで、真田丸舞台の約150分の1に相当する。真田丸はやや傾斜した上町(うえまち)台地に水平地盤を築き、既存の寺々の周囲に門や廊下、発砲口のある塀をめぐらせ、幟旗(のぼりばた)を林立させた。
陣内には敵兵の動きを察知する物見櫓(ものみやぐら)や、米俵(こめだわら)などを収めた食糧庫などを構築。材料は木や発泡スチロール、塗料などを使って、アクリルボードで見やすくした。すべて文献や古地図などを参考にして測量を実施。その数値や史実に基づき推察を重ね、綿密に設計している。
明星学園中学・高校の美術部員と生徒有志約20人は、NHK大河ドラマ「真田丸」放映で、出城跡が脚光を浴びた昨年春から夏にかけて、同学園の敷地全体が、ほぼ「真田丸の跡地」に間違いないことを調べ、その歴史を表現しようと、放課後などにジオラマを製作。校内のロビーに展示したところ、多くの観光客から絶賛された。
一方、九度山は真田昌幸・幸村父子が関ヶ原の戦いの後、長らく幽閉されていた、いわば「終(ついの)ふる里」でもある。今回「さらに真田丸の歴史を伝えたい」という生徒たちの希望に応え、南海電鉄株式会社の仲立ちで、同沿線の九度山真田ミュージアムに寄贈・展示する運びになったという。
この日、同ミュージアムで行われた寄贈式に、明星学園の松田進(まつだ・すすむ)副校長、中村俊樹(なかむら・としき)美術科教諭、同中学・高校生15人が出席。同高校3年の三浦大貴(みうら・だいき)美術部長と岡本章(おかもと・あきら)町長の間で目録と感謝状の贈呈が交わされた。
松田副校長は「昨年は学園近くに真田丸顕彰碑が建立され、学園ロビーではこのジオラマを展示。大賑わいでした。今後も当ミュージアムで、真田丸の歴史を感じていただけます」と喜びの挨拶。
岡本町長は「この真田丸のジオラマは見事な〝芸術作品〟です。今、当町では町全体を美術館に見立てた芸術祭、くどやまアートウィークを開催中で、とくにありがたいです」と謝辞を述べた。
三浦部長は製作過程を説明した後、「夢を描き逆境に立ち向かった幸村の雄々しい姿が大好きです。その幸村が大坂城出陣までの間、幽閉したここ九度山のミュージアムに展示されることになり、みんな喜んでいます」と話していた。
開館時間は午前9時~午後5時(最終入館は同4時30分)。月、火曜日と年末年始が休館(月、火曜日が祝日の場合は営業して翌平日が休館)
入館料は一般入場券=大人(高校生以上)500円、小人(小・中学生)250円。乳幼児は無料。
問い合わせは九度山・真田ミュージアム(電話=0736・54・2727)へ。
写真(上)は真田丸のジオラマを除幕した明星学園の中学・高校生と松田副校長、岡本町長ら。写真(中)は岡本町長に贈呈目録を手渡す三浦部長。写真(下)は真田丸のジオラマと明星学園の中学・高校生の記念撮影。

更新日:2017年10月9日 月曜日 00:00

関連記事

ページの先頭に戻る

  • 標準
  • 大
  • RSS
  • サイトマップ

検索

過去の記事