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東京五輪・浴衣姿でアピール♪橋本地蔵盆で松本会長

日本情緒が漂う和歌山県橋本市東家3丁目の真言律宗・妙楽寺=岩西彰真(いわにし・しょうしん)住職=所領の愛宕大権現(あたごだいごんげん)愛宕山で、8月24日夜、地元有志80人でつくる「あたご会」=笹山積穂(ささやま・みずほ)会長=主催の「地蔵盆・灯ともし」の行事が行われた。
橋本市盆踊り連絡協議会の松本宇市(まつもと・ういち)会長と恵美子(えみこ)さん夫婦は、今回、初めて東京オリンピックのオリジナル浴衣(ゆかた)を着て登場。はるか離れた橋本の地から、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの成功を踊り姿でアピールした。
愛宕山はJR和歌山線北側の小高い丘陵地にあり、本殿に本尊・将軍地蔵を祭祀。昼間は岩西住職と地元の善男善女が、般若心経1000巻を読経して、市民の家内安全などを祈った。
日没後は80段の長い石段の両側に、100数十基の〝置き灯籠〟のろうそくに火がともされ、各灯籠に書かれた「国家安泰」「家内安全」などの、祈念文が浮かび上がる。
松本さん夫婦は、公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が発売した公式オリジナル商品である、藍色地に東京五輪エンブレムを染め抜いた、粋(いき)な浴衣姿で登場。
郷土伝統の「やっちょんまかせ」や「かわさき踊り」などの曲に合わせて、なよやかに指をかざし、ゆったり艶やかに踊ると、多くの観客は「なかなか素敵な浴衣、しっとりと落ち着いた雰囲気がいい」などと見入っていた。
この「地蔵盆・灯ともし」行事は終戦後、途絶えていたが、11年前に「あたご会」が復活させた。岩西住職は「皆様のお陰で、今年も素晴らしい地蔵盆ができました。とくに松本会長ご夫婦が、涼やかな浴衣姿で、東京五輪をアピールしてくれました」とその心意気を喜び、成功を祈っていた。
写真(上)は愛宕山の地蔵盆で踊る松本会長夫婦ら。写真(中)は東京オリンピック公式オリジナル浴衣姿で登場した松本会長夫婦。写真(下)は情緒ある置き灯籠の向こうで繰り広げられる地蔵盆の盆踊り。


更新日:2017年8月25日 金曜日 00:00

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