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金剛峯寺の池に蒲の穂立つ♪参拝・観光客スマホ撮影

和歌山県高野町の世界遺産・高野山真言宗総本山・金剛峯寺の境内の小池で、今、清楚な未草(ひつじぐさ)を包むように蒲の穂(がまのほ)が現れ、本山の珍しい初秋の情景を呈している。
小池は約150平方メートル。泥池から伸びる沢山の蒲の穂の茎は、高さ約2メートルで、その先に赤褐色の円筒形の穂をつけ、はつ秋の涼風に揺れる。その下陰の水面では、睡蓮(すいれん)科の未草(ひつじぐさ)が清楚な花を開き、その周辺ではカエルやアメンボ、トンボなどが戯れている。
大勢の参拝・観光客は、先ず山門をくぐり、参拝を済ませたあと、境内隅にある小池で、これまであまり見られなかった蒲の穂の林立風景にびっくり。その下陰で、毎年咲く可憐な未草を見つけては、ほっと安堵の表情を浮かべる。
平成16年(2004)に世界遺産に登録され、同27年(15)に高野山開創1200年記念大法要が開かれた後、外国人・観光客が激増。
とくに標高約850メートルの宗教都市にある金剛峯寺の小池で、蒲の穂や未草を見つけると、季節の変わり目の風景に魅(ひ)かれながら、スマートホンで撮影、親しい人たちに即時配信している。
写真(上)は珍しく金剛峯寺の小池に現れた蒲の穂の数々。写真(中)は蒲の穂の下陰に咲いた未草。写真(下)は大勢の参拝・観光客が絶えない金剛峯寺の境内。


更新日:2017年8月18日 金曜日 00:00

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