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倒壊の危険!空家撤去開始~県内初~橋本の通学路脇

通学路脇に長年放置され、倒壊の恐れがある空家について、和歌山県橋本市は8月11日、空家対策特別措置法に基づき、略式代執行開始を宣言、撤去に着手した。2015年施行の同措置法による撤去は県内で初めて。地元住民は「これで隣家や通学生、通行車両などの安全性が確保される」と喜んでいる。
市建築住宅課の調査によると、同住宅は母屋(木造平屋)の西隣りにある、木造2階建て延べ76・4平方メートルで、築50年以上を経た、倒壊の危険性が高い建物。所有・居住者は死亡、親族は相続を放棄している。
平成27年1月、近隣住民からの情報提供により調査したうえ、改善助言、指導、勧告の公告を行ったが、改善命令すべき相手が確認できないため、撤去に踏み切った。
同住宅は、瓦屋根が抜け落ち、側壁や窓の各所が崩壊、夏の蔦草(つたくさ)に覆われ、西側の通学路(市道)側にやや傾いている。西側と北側には住宅が近接している。
場所はJR・南海橋本駅北約500メートルで、通学路は県立橋本高校・古佐田丘中学校の生徒たちが登下校。乗用車や貨物車の往来も多い。
この日午前7時55分、橋本市職員6人と業者4人が現場に集合。西前克彦(にしまえ・かつひこ)建築住宅課長が、代執行開始を宣言。同8時に撤去作業に着手。業者は2階部分までの足場作り、周囲の環境対策シート張り、建物を取り壊して、8月末頃までに撤去、更地にする方針。撤去費用は約150万円(国40%補助)。
地元住民の話によると、この老朽住宅は8月7日、台風5号が橋本を通過した際、建物の周囲を覆っていたトタンが吹き飛んで、北側の電話線にかぶさるなど大騒ぎ。負傷者はなかったが、近隣住民を不安に陥れたという。
西前・建築住宅課長は、市民の生命・身体・財産を保護する特別措置法の趣旨に従い、「このような空き家が増えないよう、所有者には適切な管理をお願いしたい」と訴えていた。
写真(上)は建物撤去の略式代執行開始を宣言する西前・建築住宅課長。写真(中)は母屋の東側建物付近から見た老朽化著しい2階建て住宅。写真(下)は蔦草に覆われた倒壊の恐れがある空き家と撤去作業に着手する人たち。

更新日:2017年8月12日 土曜日 00:00

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