ご先祖に感謝・灯籠流し♪１５日橋本川お店も並ぶ

お盆に迎えたご先祖の霊をお送りする、第３回「橋本灯籠(とうろう)流し」が８月１５日(火)、和歌山県橋本市橋本と東家の間を流れる「橋本川・親水堤（しんすいてい）」で行われる。主催する同市の観音寺（東家）と応其寺（橋本・古佐田）は、「川沿いにお店も並びますので、ぜひ、ご家族お揃いで、お越しください」と呼びかけている。
灯籠流しは当日午後７時(日没)頃から同９時頃にかけて営まれる。会場は紀の川にそそぐ橋本川の古東橋(ことうばし)西詰付近の親水堤。
応其寺と観音寺の僧侶が読経する中、市民自らの手で灯籠を流し、お迎えしたご先祖をお送りして、お盆の締めくくりをする。周辺の出店では、かき氷やたこ焼きなどが販売される。
橋本市の灯籠流しは、戦後の昭和２３年（１９４８）から、郷土名物「紀の川祭」で続いてきたが、同市高野口町の「紀の川カッパまつり」と統合して、平成２５年(２０１３)に開催された「紀の川橋本　ＳＵＭＭＥＲ　ＢＡＬＬ（サマーボール）」以降、途絶えている。
観音寺と応其寺は、ご先祖を思う多くの市民の心情を汲み取り、同２７年（２０１５）に初めて灯籠流しを実施。多くの市民に喜ばれている。
これまで参加した市民は「ご先祖を思い、灯籠に世界平和や家族安泰と書いて流すと、心が通じたようで、とても心が安らぎますよ」と話していた。
場所はＪＲ・南海橋本駅から西へ徒歩約５分のところ。駐車場がないので、公共交通機関の利用が賢明。
灯籠代は１個２０００円(出店で使える５００円割引券付き=同券は品物が売り切れ次第無効となる）。両寺のある橋本市橋本、古佐田、東家以外の方々も参加は自由。
申し込み・問い合わせは観音寺(電話=０７３６・３２・１７１０)へ。
写真（上）は昨年の「橋本・灯籠流し」風景。写真（中）は用意された美しい灯籠。写真（下）は会場の橋本川 にかかる古東橋。

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