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すごい、新紀見トンネル!地元住民200人見学会

大阪府側から世界遺産・高野山への〝参拝玄関〟である和歌山県橋本市の国道371号・橋本バイパス「新紀見トンネル」(仮称)工事現場で、7月23日、地元住民約200人を対象にした見学会が開かれた。参加した同市慶賀野の下坂博信(しもさか・ひろのぶ)区長は「トンネル掘削工事は実に大変な仕事。作業員の安全と早期完成を祈ります」と話した。
和歌山県伊都振興局の説明によると、「新紀見トンネル」工事は同県が施主。「鴻池・三友・藤平JV(特定建設工事共同企業体)」が施工。完成すれば全長2・1キロメートル、高さ4・5メートルで、2車線(幅計6・5メートル、路側同1メートル)になる。
平成31年10月頃に貫通予定だが、供用開始については、大阪府側で工事中の国道371号バイパス道路が完成する同30年代半ばになりそう。この「新紀見トンネル」の供用開始と共に、すぐ西側を通る既存の「紀見トンネル」は一旦閉鎖。昭和44年(1969)開通の同トンネルの「長寿命化の工事」に着手。完成後は従来通り上下計2車線で供用再開する方針。
この日「新紀見トンネル」周辺の橋本市柱本、紀見ヶ丘、紀見峠、沓掛、山内、慶賀野の各地区住民が参集。6班に分かれ、長靴にヘルメット姿で、送迎車に乗り込んだ。
トンネルはすでに入口から680メートル掘削。色とりどりの照明の中、頑丈なドーム状に固められ、地面は水でどろどろの状態。片側には「コンクリート吹きつけ機」など、大型重機類がずらり並ぶ。さらに掘り進む一番奥の部分は、コンクリートで塞いでいるが、その割れ目からは、絶え間なく地下水が音を立てて流れ出ていた。
JV担当者は拡声器片手に、トンネル突貫工事について、その規模や供用開始の時期などを説明したうえで、「このトンネルの一番奥の真上は、紀見峠(紀伊名所図会に描かれた宿場町の中を通る峠道)です」「岩盤はダイナマイトで爆破すればいいが、この山は岩盤と土質と二通りあるので、工事は簡単ではありません」と話すと、見学者らは「この上が紀見峠?」「すごい仕事!」などと目を見開いて感銘。見学後はトンネル入り口付近で、各班ごとに記念撮影。JVから見学記念品として、瓶入りの大阪・和歌山の「府県境の石」や水色の「安全第一タオル」をもらっていた。
同トンネルは大阪府側のバイパス道路が完成する平成30年代半ばに供用開始される予定だが、一部では「早ければ平成32、3年」との希望的・憶測もある。同見学会は地元住民の要望をJVが快諾して実現した。
下坂・慶賀野区長は、「きょうは私たち地域のトンネル工事を見学体験できて本望です。開通すると大阪から橋本経由で高野山参拝もしやすくなります。まちの活性化のためにも、一日も早い完成を願っています」と話していた。
写真(上)は送迎車から見える工事中の新紀見トンネル内。写真(中)は見学記念「府県境の石」などを贈られる見学者たち。写真(下)はJV担当者からトンネル工事現場で説明を聞く人たち。

更新日:2017年7月24日 月曜日 00:00

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