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高野山真言宗・発展へ続投!添田宗務総長・就任式

和歌山県高野町の世界遺産・高野山真言宗総本山金剛峯寺の実務面のトップである執行(しぎょう)長・宗務総長に添田隆昭(そえだ・りゅうしょう)蓮華定院(れんげじょういん)住職(70)が再任され、7月5日、本山・上段の間で「第2次添田内局役員」8人の就任式が行われた。任期は4年間。
添田宗務総長率いる「第2次添田内局役員」は、執行・総務部長(内事長)に長谷部真道(はせべ・しんどう)大乗寺住職(78)、執行・教学部長(国際局長)に橋本真人(はしもと・しんにん) 醫王寺(いおうじ)住職(55)、執行・法会部長(信徒局長)に佐伯公応(さえき・こうおう)一乗院住職(60)、執行・財務部長に岡部観栄(おかべ・かんえい)興山寺住職(68)、執行・山林部長(総長公室長・霊宝館長)に山口文章(やまぐち・ぶんしょう)五智院住職(56)、教学次長に丹羽義寛(にわ・ぎかん)佛並寺(ぶつなみじ)住職(49)、社会人権局長に佐々木基文(ささき・きぶん)西光院名誉住職(66)。
「第1次添田内局」は、平成27年(2015)の高野山開創1200年記念大法会で活動し、万事滞(とどこお)りなく大法会を支えて、弘法大師・空海の心を全国の檀信徒に伝えた。
また、僧侶や檀信徒で組織する「宗団本山将来構想委員会」(委員長=添田宗務総長)は、全国の末寺約3700か寺の存続方法などを提言。今後、宗団危機を乗り切る活動を展開する。
この日、添田宗務総長ら役員8人は、中西啓寶(なかにし・けいほう)座主管長=から辞令を受け取り、全員で「南無大師遍照金剛」「南無大明神」と唱和。中西座主管長は「1本の矢は折れても、3本の矢は折れない。一致団結して沢山の課題に励んでほしい」と期待の挨拶。
宗会議長の安藤尊仁(あんどう・そんじん)三會寺(さんねじ)住職は「宗団本山の心を一つにして、財政、過疎、人材育成など、諸問題を解決されるよう祈ります」と祝意を述べた。
添田宗務総長は「内局には今後、無理難題をお願いするが、よろしくお願いしたい」と希望、中西座主管長や安藤宗会議長には「ありがとうございました」と謝辞。最後の記者会見で「役員人事は世代間、地域間のバランスがとれており、内局の皆さまには全力で頑張っていただく」と語った。
写真(上)は中西座主管長=左=から辞令を授かる添田宗務総長。写真(中)は記者会見で話す添田宗務総長。写真(下)は記念撮影する中西座主管長=前列中央=や添田宗務総長=その右隣り。


更新日:2017年7月6日 木曜日 00:00

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