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橋本の偉人「紙芝居」ネット配信♪5中学7作品完成

郷土の偉人&伝説をテーマに紙芝居を作り、動画投稿サイトYouTubeで配信している、和歌山県橋本市の「橋本市公式チャンネル」――。この活動に取り組む地元の5中学校・美術部の紙芝居7作品すべてが、このほど完成して現在、世界に配信されている。さらに橋本市はこれら紙芝居7作品を印刷・製本して、各協力中学校に寄贈するとともに、橋本市図書館にも置いた。同市の岡村恵介(おかむら・けいすけ)広報広聴係長は「できれば子供たちが、この素敵な紙芝居を見て、郷土の素晴らしさを感じてもらえたら」と言っている。
今年1月に完成・配信したのは、本紙既報済みの県立古佐田丘中学校・美術部制作の橋本市名誉市民・日本女性初のオリンピック金メダリスト「前畑秀子(まえはた・ひでこ)物語」、戦国時代に橋本繁栄の基礎を築いた木喰応其(もくじき・おうご)上人」、市立紀見東中学校・美術部制作の世界的数学者・哲学者の「岡潔(おか・きよし)博士」の3人の物語。
その後、制作・配信を追加したのは、県立古佐田丘中学校・美術部制作の平安時代の親子哀話の「石童丸物語」、市立隅田中学校・美術部制作の奈良時代の女性史ヒロイン「中将姫物語」、市立高野口中学校・美術部制作の紀州藩の土木スペシャリスト「大畑才蔵」、市立橋本中央中学校・美術部制作のメルボルン五輪金メダリスト「古川勝さん」の4人の物語。
橋本市がそれぞれの主人公ゆかりの地の中学校・美術部に制作を依頼。美術部員が、各主人公の資料を調べたうえ、絵と文で表現。15~25枚前後の紙芝居に仕上げて、部員がナレーションも担当。動画投稿サイトYouTube「橋本市公式チャンネル」で配信している。
紙芝居の後には、同市秘書広報広聴係の吉田衣里(よしだ・えり)さん(現・税務課)や、後任の山﨑誠也(やまざき・せいや)さんらが、例えば「前畑秀子さん」の場合、少女時代に泳いだ紀の川、「石童丸物語」では母子ゆかりの旅館・玉屋跡など、その舞台の動画を作成、配信している。
同市は将来、動画配信だけでなく、紙芝居上演もできるよう、これら7作品について表に絵、裏に文を記し、印刷・製本して各学校に寄贈。橋本市図書館にも置いて活用保存することにした。
岡村係長や山﨑さんは「各中学校の美術部員が、心込めて制作した紙芝居なので、ぜひ、御覧になってほしいです。また、この紙芝居が、子供たちに上演されると、きっとふる里を好きになってもらえると思います」と話していた。
写真(上)は紙芝居「石童丸物語」と「中将姫物語」の一部。写真(中)は紙芝居「大畑才蔵」と「古川勝」の一部。写真(下)は既報済みの紙芝居「前畑秀子物語」「岡潔博士」「応其上人」の一部。


更新日:2017年6月12日 月曜日 00:00

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