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スイレンもコウホネも満開♪丹生都比売神社の鏡池

和歌山県かつらぎ町上天野の世界遺産・丹生都比売(にうつひめ)神社=丹生晃市(こういち)宮司=の鏡池(かがみいけ)で、今、スイレン(睡蓮)やコウホネ(河骨)の花が満開になり、日本の聖地の初夏の趣(おもむき)を呈している。
同神社は1700年以前に創建。天照大御神(あまてらすおおみのかみ)の妹神・丹生都比売大神を祀る、「神仏融合」の始まりの古社。鏡池には豊臣秀吉の側室・淀君(よどぎみ=茶々)が寄進したと伝わる、弁柄色(べんがらいろ)の輪橋(りんきょう)が架かる。
今、スイレンとコウホネは、その鏡池の大半を緑葉で覆い、スイレンは白く、コウホネは黄色い花を輝かせている。水中では沢山の放生(ほうじちょう)の鯉が心地よく回遊。岩の上では数匹の亀一族が甲羅干(こうらぼ)し。燕は水面すれすれに、白い腹を見せて、何度もひるがえる。
スイレンの花言葉は「優しさ」「純情」「信頼」、コウホネは「崇高」「秘められた愛情」など。訪れる参拝・観光客は、先ず、手水舎(ちょうずしゃ)で手や口を清め、楼門前から本殿に向って二礼二拍手一礼。この後、輪橋や池畔(ちはん)から、鏡池に織り成す自然風景に心和ませて、スマホ撮影を楽しんでいる。
同神社の今年後半の行事は、6月30日=前半年の罪穢れを祓い、無病息災を願う神事「夏越(なごせ)の大祓式(おおはらえしき)」、7月18日=修験者がご祭神を奉じて峰々を回り帰還した故事による祭り「神還祭(じんかんさい)」、10月16日=同神社の秋の大祭「例祭」、11月23日=今年市有核した新米を供え、収穫に感謝する祭「新嘗祭(にいなめさい)」、12月31日=後半年の罪穢れを祓い、無病息災を願う神事「年越の大祓式」が行われることになっている。
写真(上)は丹生都比売神社の鏡池に咲く綺麗なスイレン。写真(中)は小さく可愛いコウホネ。写真(下)は鏡池の自然風景は池畔や輪橋から楽しめる。


更新日:2017年5月30日 火曜日 00:00

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