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「高野の花たち」(125)町石道に咲くユキザサ

ユキザサ(雪笹)はユリ科のユキザサ属で、山地の林内に自生する多年草です。
名の由来は、白い花が雪の結晶のように見え、葉の形が笹に似ていることからつけられたそうです。若葉は食用になり、秋には赤い実をつけます。
ユキザサの熟した実は、ガラス玉のように光沢のある赤です。別名アズキナともいわれ、山菜の特徴のえぐみがなく、茹でると「小豆」の香りがするそうです。
高野山では、ユキザサが年々減り、あまり見つけることができません。町石道では昨年も今年も、見つけたのはたった1輪でした。若葉の時期には動物に食べられているのかも知れません。
ユキザサの花は、蕾では想像できないような、線香花火がパチパチ輝いているイメージの花です。今は町石道には沢山の花が咲いていて、登山を楽しませてくれますが、慈尊院から高野山まで約21キロの山道は、やはり厳しいです。山上をめざして最後の険しい登り坂をあえぎながら登る足元に、ユキザサがおつかれさま!と迎えてくれるように咲いていました。
この花言葉は「憂いを忘れる」。まさしくぴったりに感じました。ユキザサさん、どうか来年もお目にかかれますように。(M記)

更新日:2017年5月19日 金曜日 20:03

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