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「高野の花たち」(121)墨壺の形・タチツボスミレ

タチツボスミレ(立坪菫)は、スミレ科スミレ属の多年草で、世界中のスミレの中でも、最も普通のスミレといわれています。スミレの語源は、植物の花冠や萼(がく)の一部後方に細長く袋状に突き出している部分をさす「距(きょ)」の形が、大工さんが昔から線を引くのに使っていた道具「墨壺(すみつぼ)」の形に似ていることからだそうです。
タチツボとは、花が終わるころ、茎が立ち上がってくることと、「坪」という狭い庭や道端でよく育つ性質から名付けられたといわれています。
花は1・5~2・5センチの青紫色、5枚の花弁を持ち、葉柄はハート形をしています。花言葉は「つつましい幸福」とか「誠実」「ひそかな愛」。
かつらぎ町天野の丹生都比売神社に参拝したとき、あいにくの小雨模様でしたが、境内のタチツボスミレがより鮮やかに群れて咲いていました。
ここには白いアリアケスミレもありました。(K記)


更新日:2017年5月1日 月曜日 21:17

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