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稚アユよ大きくなーれ♪児童生徒ら紀伊丹生川に放流

関西の渓流釣りの本場、和歌山県橋本市、高野町、九度山町を流れる玉川(紀伊丹生川)で、4月22日、九度山町内の保育所や小・中学校の児童生徒14人が、稚アユの放流を体験し、元気な稚アユと渓流の美しさを心に刻んだ。
紀伊丹生川は、平成25年(2013)の台風豪雨で氾濫(はんらん)し、川底には砂利類が堆積したが、今は県による堆積砂利の除去で、元通りの渓流が復活している。
この日、九度山町のふるさと物産店「さえもん」上流500m付近の「桜の駐車場」に、玉川漁業協同組合の担当者や、保育所、小・中学校の児童生徒たちが集合。山本秀次(やまもと・ひでつぐ)組合長から、放流の仕方を教わった。
この後、児童生徒たちは一人ひとり、稚アユが沢山入ったバケツをさげて、川原の岩場に並び、山本組合長の号令とともに一斉に放流。
稚アユはバケツから銀鱗(ぎんりん)を輝かせて流れ落ちると、魚影は勢いよく水流をさかのぼる。児童らは「ものすごく元気や」「大きくなれよ」と見守っていた。
同漁協の組合員は同日、紀伊丹生川に約400キログラム(約4万5000匹)の稚アユ(体長8~10センチ)を放流。6月4日(日)のアユ解禁日には、体長15~16センチに成長している。
山本組合長は「児童生徒たちには、ふる里の自然の良さを体感してもらえたと思います。これからも稚アユの放流を続け、渓流釣りファンに喜んでもらいたい」と話していた。
入漁料は年券9720円、日券3240円=いずれも税込=。5月初旬から釣具店で販売。問い合わせは玉川漁業協同組合(電話0736・54・4640=月曜、水曜、金曜日)。
写真(上、下)は紀伊丹生川に稚アユを放流する児童生徒たち。写真(中)は放流された瞬間、驚きと喜びに満ち溢れて清流を泳ぐ稚アユたち。


更新日:2017年4月23日 日曜日 00:00

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