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橋本万葉の里「菜の花」満開♪「飛び越え石」春水

万葉人が往来した落合川の〝飛び越え石〟で名高い和歌山県橋本市真土区の「万葉の里」で、今、菜の花が咲きそろい、歴史・文化・自然を愛する観光客を喜ばせている。
落合川は紀の国(和歌山)と大和(奈良)の境界にあり、両岸から一つずつ巨石が突き出し、その間(約50センチ)を水が流れ、紀の川に注ぐ。万葉時代には、貴族も庶民も、この石の上を騎馬や徒歩で飛び越え、激しく往来した舞台である。
菜の花畑(約1800平方メートル)は有機栽培で、同川の西側に広がり、瑞々しい花を無数につけて、蜜蜂(みつばち)を招き寄せる。高台の蓮池や畦道から菜の花畑を見渡すと、まるで黄色いジュータンを敷いたような、穏やかな風景。
さらに真土区は、近くの野小屋を休憩所に改造して、座席はもちろん和式・洋式トイレを設け、表にも5人掛けの木造ベンチ4脚を設置。地元の隅田中学校・美術部が制作した万葉美人の「顔出しパネル」などもあり、楽しい雰囲気でいっぱい。
花栽培などに尽くしている真土区の西田敏男(にしだ・としお)さんは「ここでは絵を描いたり、写真を撮ったり、俳句・短歌を詠ったり。皆さん和やかな時間を過ごしてくれています。ぜひ、遊びにきてください」と話している。
〝飛び越え石〟は平成の初め頃、万葉学者・犬養孝(いぬかい・たかし)さん(故人)が「万葉の国宝」と絶賛。橋本万葉の会の奥村浩章(おくむら・ひろあき)副会長が、その教示を受け止め、平成5年(1993)に「万葉まつり」を開催、市民約2000人とともに〝飛び越え石〟保存を誓い合い、真土区の人たちが保存・周辺整備に汗を流している。
JR和歌山線「隅田駅」から東へ徒歩10〜15分の距離。駐車場は真土区の国道24号三差路を北側へ上がったところ。土曜、日曜日に限り、万葉の里入口にある「隅田クラブ」西側わきを車で通ることができ、万葉の里・休憩所近くに駐車場がある。
写真(上)はタンポポも綺麗な橋本市真土の万葉の里で満開の菜の花=向こうは休憩所。写真(中)は春水が流れる落合川の飛び越え石=左が大和、右が紀州側。写真(下)は休憩所からの菜の花畑の眺め=表に立つのは万葉人の「顔出しパネル」。

更新日:2017年4月21日 金曜日 00:00

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