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橋本市「はしっこ暮らし」作成♪定住促進アピール

ふるさとの人口減少に少しでも歯止めをかけようと、和歌山県橋本市経済推進部シティーセールス課は、移住ガイドブック「はしっこ暮らし」を作成した。こんご大阪や東京で開かれる「移住相談会」などで、大都市の人々に配布し、高野山麓・橋本市のさまざまな魅力を発信する。
移住ガイドブック「はしっこ暮らし」はA4判サイズと同2分の1サイズの大小合計2500冊を発行。同課定住促進係の城野将志(じょうの・まさし)係長と平田麻里(ひらた・まり)さんが取材・編集・制作を担当した。
表紙のおもて面は「ちょうどいいまち 田舎 都市 和歌山県橋本市」「はしっこ暮らし」のタイトルで、農具を持つ夫婦やパンづくり夫婦などの笑顔写真で飾り、うら面は「電車もクルマも、スムーズアクセス。大阪、奈良、和歌山がすぐ近くにあります」と交通あんない、「はじめたい暮らしをイメージしてみましょう」など移住へのステップ5項目を記している。
中身は「はしっこ暮らし はじめませんか」の題で、橋本市のマスコットキャラクター「はしぼう」や、紀の川と流域のまちの風景写真を掲載。「小さなまちにケーキ屋が10軒もある」「市内に鉄道の駅が11もある」「四季がはっきり感じられる」「市民がボランティアなどに積極的」「橋本だけに橋が多い」などと紹介している。
「地域に頼れる子育てライフ」の題では、笑顔いっぱいの子どもたちのハート型写真で飾り、「妊娠から出産まで、費用も知識もしっかりサポート」や「出産から就学前まで、相談できるから、子育て初心者も安心」、「小学校入学から高校卒業まで、地域のみんなで、働くママ・パパを応援します」などと説明している。
「田舎と都市の いいとこどり生活」の見出しでは、ぶらんこを楽しむ母子、杉村公園の桜満開の写真などを掲載。住宅関連では「同じ予算で大阪市の7倍の土地が買えます」や「転入夫婦への新築住宅補助制度50万円」、防犯・防災については「地域のつながりが濃密だから、いざという時も安心」、公園は「まちのあちこちに、子どもと遊べる公園があります」、医療は「地域医療の核となる橋本市民病院があります」などと紹介。
「大自然が遊び場です」の題では、橋本市の山河や世界遺産・黒河道(くろこみち)、産直市場・くにぎ広場などの写真を掲載。食、スポーツ、温泉、自然、文化財の素晴らしさを満載している。
橋本市の今年2月末の人口は6万4329人で、橋本市が高野口町と合併した平成18年3月の人口7万344人に比べて約6000人も減少。理由は少子・高齢化、死亡、転居など。
そこで平成28年4月に定住促進課がスタート。城野係長や平田さんの2人は、東京や大阪のふるさと暮らし定住サポートセンターで開かれた「移住相談会」に再三出向き、説明してきたが、移住希望者には、わかりやすい説明資料が必要と考え、今回初めてガイドブックを作成した。
城野係長は「このガイドブックは先ず、橋本市内の宿泊施設や不動産関係、橋本・大阪のハローワークなどに置きます。東京、大阪の移住相談会では、しっかりガイドブックを活用して、多くの方々に橋本へ来ていただきたい」と張り切っている。
写真(上)は移住ガイドブック「はしっこ暮らし」を披露する右から城野係長と平田さん。写真(中、下)は中身の一部。


更新日:2017年4月9日 日曜日 00:00

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