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空海の山で書道展♪小中生の特金作や仏教妙理も多数

平安時代初期の日本三筆の一人である弘法大師・空海が開いた和歌山県高野町高野山の高野山ギャラリーで、4月1日、第2回「高野山書道展」(同実行委員会主催)が開幕した。高野山真言宗総本山・金剛峯寺=中西啓寶(なかにし・けいほう)座主管長=は「お大師様の地の書道展は実に大切であり、ぜひ、多くのご参加を」と呼びかけている。4月10日(月)まで。観覧無料。
高野山ギャラリーは金剛峯寺前の駐車場南側にあり、会場には歴代座主管長や山内在住の書家、書道指導者、小中学校の児童生徒の作品など計約100点を展示している。
例えば、中西座主管長は「無心」と書き、これは「一切の邪念を無くした心 妄念を離れた真心」と説明。添田隆昭(そえだ・りゅうしょう)宗務総長は、不動明王の梵字「カンマン」の後に、「七難即滅七福即生(しちなんそくめつしちふくそくしょう)」と書き、「経を読めば七つの難はただちに滅んで、七つの福が生じ、人々は安楽となる」と、読みや意味を添えている。
金剛峯寺座主侍者(ざすじしゃ)の岩西彰真(いわにし・しょうしん)実行委員長は、般若心経秘鍵(ひけん)から「夫佛法非遥心中即近 真如非外身棄何求」と書いて、「夫(そ)れ佛法遥かにあらず 心中にして即ち近し 真如外にあらず 身を棄てて何(いづく)んか求めん」と読みを説明。
また、高野山小学校の児童の書いた「つよい子」や、高野山中学校の生徒たちの表した「力強い出発」など、「特金」受賞者の作品をはじめ、高野山の修行僧、高野山高校・大学生、高野山専修学院生などの力作が飾られている。
この日、開会式に中西座主管長や添田宗務総長、常喜院住職で同書道展の加藤栄俊(かとう・えいしゅん)顧問、書道「特金」受賞の児童生徒、保護者ら約50人が出席。岩西実行委員長とともに般若心経を唱和してオープニング。
中西座主管長は、弘法大師・空海は中国で仏教を学び、その妙理を毛筆で表した「聾瞽指帰(ろうこしいき)」をあげて、「これはお大師様が24歳の時に書かれた文字。金剛峯寺の字も、高野山教法の題字も、お大師様の文字で、今なお活用されています。この書道展が末永く続くことを念願しています」と挨拶。添田宗務総長は「書は人なりと言われ、書で人柄がわかります。この書道展が楽しみです」と祝辞を述べた。
平野嘉也(ひらの・よしや)高野町長は「加藤顧問と高野山専修学院の谷川誠二(たにがわ・せいじ)書道講師のご提案で開催できました」と謝辞。加藤顧問は「半世紀、さらに1世紀…と続くように祈ります」と締めくくった。
平野町長は「特金」を受賞した小中学生に表彰状を授与し、児童生徒らは弘法大師像の掛け軸の前で、中西座主管長らと共に記念撮影。小中学生らは、自分たちの作品をバックに、保護者からスマホ撮影してもらい、素晴らしい思い出を一つ増やしていた。
同展の開催時間は午前9時~午後4時(最終日は正午)。
写真(上)は高野山書道展で挨拶する中西座主管長。写真(中)はスマホ撮影してもらう「特金」受賞の子どもたち。写真(下)は中西座主管長らと一緒に記念撮影する「特金」受賞者たち。

更新日:2017年4月2日 日曜日 00:24

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