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鍋谷峠道路1日開通式♪道の駅2日グランドオープン

大阪府和泉市父鬼(ちちおに)町と和歌山県かつらぎ町平(たいら)をつなぐ、待望の国道480号「鍋谷峠(なべたにとうげ)道路」が完成し、4月1日(土)、同国道沿いの道の駅「くしがきの里」(かつらぎ町滝)で開通式が行われ、同日開通する。これにより両府県間の往来がスムーズになり、同2日には道の駅「くしがきの里」がグランドオープンする。
国土交通省近畿整備局によると、国道480号「鍋谷峠道路」は延長4・1キロ。このうち3・7キロはトンネル区間。既設の「峠越えルート」は道幅の狭い延長10・1キロで、今回の開通により半分以下に短縮。その延長ルートの「父鬼バイパス」(父鬼町~大野町延長2・8キロ)も同時開通する。
「鍋谷峠道路」開通式は国土交通省近畿地方整備局、大阪府、和歌山県、和泉市、かつらぎ町が共催。午後1時30分、関係者が道の駅「くしがきの里」に参集し、テープカットや久寿玉開披(くすだまかいひ)、通り初めなどで祝う。
今回、国道480号は、県道を介して京奈和自動車道・かつらぎ西ICに接続。すでに同自動車の岩出根来IC~和歌山JCT間(延長6・5キロ)は開通して、阪和自動車道と接続。4月1日には和歌山市と大阪府阪南市を結ぶ国道26号「第二阪和国道」平井ランプ~淡輪ランプ間(延長7・6キロ)も開通する。
今回の「鍋谷峠道路」の開通で、両府県間が「安心、安全、快適走行」できるようになり、京奈和道など主要アクセス道路の開通により、例えば橋本市真土の万葉の里の「飛び越え石」や、高野町の高野山真言宗総本山・金剛峯寺、かつらぎ町の丹生都比売(にうつひめ)神社、九度山町の女人高野別格本山・慈尊院をはじめ、和歌山市や岩出市、五條市の名所旧跡、関西国際空港にも走りやすくなる。
沿線の商工・農林・観光の発展、救急医療・患者輸送など、その経済効果や安全基盤の効用は計り知れない。
一方、道の駅「くしがきの里」は、昨年秋プレオープンし、3月1日以降は改装工事のため休業中だが、4月2日(日)午前9時にグランドオープンする。
直売所では地元野菜、果物、鮮魚、精肉などを販売予定。パン工房「福みみ」とレストラン「ダイドコロフクミミ」では、美味しいパンはもちろん、極力、地元野菜を使った料理を提供する方針という。
施設内には授乳室、おしめ交換台、湯沸かし器を設置、キッズコーナーもある。トイレは障害者用1室、女性11室、男性6室、小用3器を設置。駐車場は乗用車70台、観光バス6台収容のスペース。とくに育児中のお母さんやドライバーの便宜を図れるように努めている。
写真(上、中)は4月1日の開通を控えた鍋谷峠道路の鍋谷峠トンネル(かつらぎ町側)。写真(下)は4月2日にグランドオープンする道の駅「くしがきの里」。


更新日:2017年3月26日 日曜日 00:00

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