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畑ごんぼの豆菓子づくりに挑戦♪光栄ピーナッツKK

和歌山県橋本市小峰台の紀北エコヒルズに橋本工場を新設した大阪府河内長野市の光栄(こうえい)ピーナッツ株式会社=松尾甲司(まつお・こうじ)社長=は、橋本市特産の通称「幻の畑ごんぼ」=牛蒡(ごぼう)=を使った新商品の「豆菓子」づくりに挑戦し、今年5月頃の完成・発売を目指している。
同社は昭和63年6月、河内長野市小塩町で創業、資本金1000万円。業種は豆菓子の製造・販売で、自社ブランド「豆の蔵元」は名高い。橋本市と平成28年1月、進出協定に調印。橋本工場は同11月から操業している。
同社はすでに約70商品を製造・販売。「雀の玉子」「するめ豆」「明太子豆」「明太子豆」「黒こしょう豆」「えびサラダ」「京抹茶豆」「きなこ豆」「あんこ豆」「黒ごま豆」「チョコっと大福まめ」など、いずれも原料と手づくりにこだわった逸品ぞろい。全国菓子博覧会で会長賞や名誉総裁賞を受賞している。
今回、原料に選んだ「畑ごんぼ」は、江戸時代から世界遺産・黒河道(くろこみち)沿いの国城山中腹で栽培。昭和初期に途絶えたのを約8年前、地元有志が復活栽培した。
同社は「この珍しい材料を活かそう」と、今年1月から商品開発に挑戦。5月頃には畑ごんぼを練り込んだ新商品が生まれる予定。とりあえず本社・本店や大阪狭山店などで発売するほか、橋本市の「ふるさと納税品」として登場することになっている。
一方、同社は有田川上流域の「ぶどうサンショウ」や、中紀地方の「南高梅(なんこうばい)」を使った豆菓子も試作中で、和歌山を舞台にした新たな味覚を全国に紹介しそう。
松尾社長は「豆菓子には、何と言っても原材料が必要ですが、その点、和歌山はとても豊富です。紀州・橋本に工場進出させてもらったので、先ず、素敵な畑ごんぼの豆菓子をつくります」と張り切っている。
豆の蔵元・本店(河内長野市小塩町76の6)=フリーダイヤル・FAX0800・222・4100(よいまめ)。豆の蔵元狭山店(大阪府大阪狭山市今熊6丁目354)=0800・919・4100(よいまめ)。
写真(上)は味も歯ざわりもいい光栄ピーナッツ株式会社の豆菓子「豆の蔵元」の一部=左下は畑ごんぼ試作品、右下はぶどうサンショウの試作品。写真(中)は畑ごんぼの豆菓子の試作品を紹介する松尾社長。写真(下)は光栄ピーナッツKKが豆菓子に使う畑ごんぼ。


更新日:2017年2月27日 月曜日 00:00

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