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葛城館で「炉開き・初釜」寿ぐ♪官休庵・梅山社中

和歌山県橋本市高野口町のJR和歌山線・高野口駅前にある、国の有形登録文化財「葛城館(かつらぎかん)」=5代目当主・大矢裕(おおや・ひろし)さん=で、1月23日、武者小路千家(官休庵=かんきゅうあん)社中による「炉開き・初釜(ろびらき・はつがま)」が催され、大勢の茶人や一般客が、新しい炉釜(ろかま)と新春を寿(ことほ)いでいた。
「葛城館」は元旅館で、建物は明治時代に建築された木造3階建て入母屋作り。屋根には千鳥破風(ちどりはふ)が取り付けられ、銅版葺き庇(ひさし)があり、前面総ガラス張り。今回初めて2階の座敷に炉を切り、いつでも「お茶会」を開けるようにした。
この日、大矢さんと親交深い橋本市の武者小路千家・梅山香雪(うめやま・こうせつ)教授が亭主、社中の女性たちがお点前&水屋仕事などを担当。
室内には、お点前の茶筅(ちゃせん)の音が、しゃっしゃっと聴こえ、茶席1回あたり約20人のお客が座布団に座り、背筋もしゃんとさせ、次々とお茶をいただいていた。
また、3階の座敷では、梅山社中で和歌山市在住の書家・森本松翠(もりもと・しょうすい=本名・敏=びん)さんの書展を開催。梅山教授や社中の青木美佳(あおき・みか)さんらが、掛け軸を掲げた床の間を生け花で飾った。
書は、例えば「しっかりと飯を食わせて陽にあてし ふとんにくるみて寝かす仕合せ」(河野裕子のうた)や「寒空とほく 夢がちぎれて とぶように」(山頭火の句)などで、訪れた多くの女性たちは、床の間の書や壺の椿をスマホ撮影して、さっそく家族や友人に配信していた。
大矢さんの妻・由美(ゆみ)さんは「梅山先生・社中の方々のお陰で、いい炉開き・初釜ができました」と謝辞を述べ、梅山教授とともに、綺麗な炉の前で記念撮影。炉釜(ろかま)は障子明りに輝いていた。
写真(上)は新しい炉釜の前で微笑む梅山教授=左=と大矢由美さん。写真(中)は葛城館2階座敷で「炉開き・初釜」を寿ぐ人々。写真(下)は「力強い命を感じる」と壺の椿をスマホ撮影する女性たち。

更新日:2017年1月23日 月曜日 00:00

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