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「王様の木」に点灯♪旧・橋本小の校庭・1万個の電飾

和歌山県橋本市東家の旧・橋本小学校校庭の巨樹「メタセコイヤ」をイルミネーションで飾り、卒業生やその家族、友人に楽しんでもらう、はしもと「王様の木の下で」の初の点灯式が、11月27日、地元区民でつくる「東家しんし会」の50周年記念事業として行われ、大勢の市民が、この「王様の木」の下で幼い頃を懐かしみ、地域活性化へ連携を誓っていた。12月25日(日)まで点灯。観覧自由・無料。
旧・橋本小学校では昭和30年(1955)頃、1本のメタセコイヤが、校庭に植えられ、今では高さ26メートルに成長。
メタセコイヤとは昭和16年(1941)、植物学者・三木茂(みき・しげる)さんが、世界で初めて、その化石を橋本市内で発見して命名。やがて中国原生とわかり、日本では「戦後復興のシンボル」として各地で植えられた。旧・橋本小学校の児童たちは約60年間、「王様の木」と呼んで、メタセコイヤのそばで、泣いたり、笑ったり…。この木を心に深く刻んで成長してきた。
この日午後5時過ぎ、時雨(しぐれ)の夜とばりの中、メタセコイヤ下の特設ステージで点灯式を開催。FMはしもとの向井景子(むかい・けいこ)社長の司会で、先ず堀畑明秀(ほりはた・あきひで)会長が「このイルミネーションは、メタセコイヤの下で草刈中、会員同士で思い付き、皆様のお陰で実現できました」と感謝の挨拶。
東家しんし会の元会長10人でつくる同実行委員会の下松谷正造(しもまつや・しょうぞう)実行委員長は「このメタセコイヤは、とくに70歳前後の方々には、忘れられない木。大いに懐かしみ、地域活性化を…」と紹介。元・橋本市教育長の松田良夫(まつだ・よしお)区長は「この木は、子どもや先生、地域を見守ってきてくれた。東家しんし会は、このイベントにより、この木に素敵な価値をつけてくれました」と喜ぶ。
平木哲朗(ひらき・てつろう)市長は「橋本小学校の卒業・在学児童数は約1万6000人にのぼる。ここにメタセコイヤの木があり、隣に新しい橋本こども園がある。皆さん大人になったら、この木の下に戻ってきて、地域を盛り上げてほしい」と期待。中本正人(なかもと・まさと)市議会議長や岩田弘彦(いわた・ひろひこ)県議は「東家区民の絆の強さを感じる」「この素晴らしい企画により、みごと地域活性化センターの支援を受けることができた」と説明。全員、東家しんし会の活動ぶりを讃えた。
メタセコイヤには、梢(こずえ)から沢山のケーブルを滝のように垂らし、ブルーやイエロー系統の、きらきら輝く約1万個のLED電球を取り付け、梢には大きなブルーの星型電飾を施している。
主催者・来賓挨拶に立った6人が、特設ステージで、向井社長のカウントダウンに合わせて点灯すると、夜空に聳えるメタセコイヤが電飾に浮かび上がり、これをとりまく傘、傘、傘のシルエットが、しばらくの間、動かなかった。
この後、旧・体育館で、同市柏原のピアニストで音楽サロン「リュスモーネ」を営む木下加寿子(きのした・かずこ)さんと、近所の古川伸子(ふるかわ・のぶこ)さん・亜友美(あゆみ)さん母娘が、珍しいチェンバリハープで、「荒城の月」や「千の風になって」などを演奏。県立橋本高校・邦楽部OGの吉田衣里(よしだ・えり)さんら3人も、「旅愁」や「埴生の宿」などを、歌と箏で披露して参加者の心を魅了していた。
メタセコイヤのイルミネーションは、12月25日まで、午後5時から同9時にかけて点灯。日曜日にはコンサートなどのイベントを開催する予定。
写真(上)は点灯式でイルミネーションが灯った旧・橋本小学校のメタセコイヤの巨樹。写真(中)はチェンバリハープを演奏する木下加寿子さん=左=と古川亜友美さん、亜友美さんを見守る母の伸子さん。写真(下)は東側から見上げた旧・橋本小学校のイルミネーションに飾られたメタセコイヤ。

更新日:2016年11月28日 月曜日 00:01

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