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経典転読や廃屋…♪写真展開幕~19日松原さん講評

和歌山県橋本市の「第42回橋本フォトクラブ写真展」が、11月17日、同市東家の橋本市教育文化会館4階で開幕した。19日(土)午後1時30分からは、写真家・松原時夫(まつばら・ときお)さんによる「全作品・講評」がある。橋本フォトクラブの濱口進(はまぐち・すすむ)会長は「写真展をご覧になり、ぜひ、松原先生の素敵な講評をお聴き下さい」と来場を呼びかけている。20日(日)まで。入場・聴講は無料。
同クラブは昭和47年(1972)に発足。現在会員20人で、毎年、写真展を開催。今回は会員19人が計22点(96枚)を出展。大半は5枚以上の「組写真」で飾られている。
濱口会長の「廃屋」(5枚組)はレトロな感じのテレビと今やぼろ布の衣類の残る部屋、中本義則(なかもと・よしのり)さんの「移ろいの村」(8枚組)も壊れた時計や古い人形が残る室内が、それぞれ静物のように撮られていて、過ぎ行く時を感じさせている。
このほど写真集「蝶を訪ねて」を出版した石井侃(いしい・あきら)さんの「沖縄の蝶」(5枚組)は、今回も石垣島のベニモンアゲハなど自然環境の中に息づくカラフル蝶々を活写。大谷憲裕(おおたに・のりひろ)元会長の「大般若経転読」(6枚組)は、経典をアコーディオンでも弾くように「おおーっ」と広げる僧の横顔や、息のかかる合掌の数珠などが真言密教の心を伝えている。
松原さんによる「全作品・講評」は、松原さんが大勢の出展者とともに会場をめぐりながら、各作品の前で立ち止まり、出展者に対して「何を表現したかったのか」などと質問。その応答の中で「写真撮影の神髄」に迫っていく。聴講は出展者に限らず、一般参加も歓迎している。
現在、同会員の中で、モノクロフィルムを使って撮影・現像しているのは濱口会長と大谷・元会長の2人だけ。また、写真展では「単写真」が減り、ほとんどが「組写真」に変わってきた。
大谷・元会長は「今はスマホ時代で『にっぽん1億総カメラマン』時代です。写真が簡単に撮れ、配信し、次々消去する時代。だからこそ、時間をかけてモノクロフィルムを現像し、紙写真を保存することの大切さがわかります」と話し、入会を呼び掛けている。
同展の開催時間は、18日は午前9時~午後8時、19日は午前9時~午後5時、20日は午前9時~午後4時。
その他の出展作と出展者は次の皆さん
◇組写真∇秋田満州夫(あきた・ますお)「関宿西東」∇上野美幸(うえの・みゆき)「除災招福」▽大谷圭子(おおたに・けいこ)「クリスマス・イブ」▽落合和哉(おちあい・かずや)「一条の光」「悠久の流」▽中野光造(なかの・みつぞう)「生命の表徴Ⅱ《回生の息吹》」▽西川保夫(にしかわ・やすお)「ニホンザルの詩」▽硲治家(はざま・はるいえ)「野鳥」▽前滝悟(まえたき・さとる)「雲海」「熊野のペア」「凛」▽前滝久恵(まえたき・ひさえ)「石仏巡り」▽前田征三(まえだ・まさぞう)「遥かなる尾瀬」▽森川司朗(もりかわ・しろう)「蒼龍」▽米坂須美子(よねさか・すみこ)「ぼくのゆめ」▽渡辺瑞枝(わたなべ・みずえ)「オブジェ」◇「単写真」▽上野忠夫(うえの・ただお)「あじさいの咲く頃」「休日」▽仲野英樹(なかの・ひでき)「ゴール前の競り合い」。
橋本フォトクラブへの入会、問い合わせは濱口進会長(0736・32・0443)へ。
写真(上、下)は橋本フォトクラブ写真展の風景。写真(中)は大谷憲裕・元会長の「大般若経転読」組写真。

更新日:2016年11月17日 木曜日 17:35

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