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ガメラみたいに草刈り♪散歩の舞台・紀の川北岸堤防

市民から散歩・ランニング・サイクリングの舞台として好まれている、和歌山県橋本市岸上の紀の川北岸の堤防(約2キロ)で、無線操縦・草刈車による草刈り作業が行われ、10月19日、さっぱりした秋の堤防風景をあらわした。
場所は橋本川河口付近から「REST&CAFE 志野(しの)」や、JA・産直市場「やっちょん広場」前を経て、岸上橋上流のグランドゴルフ場付近までの堤防通路沿い。
国土交通省からの請負業者が、ジャンボな草刈車(3トン)を使って作業。草刈車には赤、黄、青の3信号灯があり、赤は無線が届かないなどの危険異常、黄は車が45度以上傾いた際などの異常、青は正常を知らせる。軽油わずか60~70リットルで、1日中走り回るというすぐれもの。
ヘルメット姿の作業員が、無線機で操縦すると、キャタピラ付きの草刈車は、約30度の堤防の急斜面を、まるでSF怪獣・ガメラのように這い回り、堤防を覆っていた雑草を綺麗に刈り取っていく。ただ、車の入れない難所については、作業員が肩掛け草刈機で除草した。
堤防に積み上げられた大量の草は、市内の廃棄物リサイクル業者が引き取って、田畑に最も有効な堆肥に加工。有機・無農薬栽培に励んでいる農家や、安全安心な食を望んでいる消費者を喜ばせている。
この北岸堤防は、南側に紀伊山系の山々を望み、川中では落ちアユに挑む釣人の影。とくにこれからは、爽やかな風が吹いて、朝夕、散歩やランニング、自転車で走る姿が増える。堤防の利用者は「ここでは毎年、夏と秋にきっちりと草刈りが行われていて、この秋も気持ちよく歩いたり、走ったりできます」と話していた。
写真は無線操縦で紀の川北岸堤防の草を刈り取る草刈車。


更新日:2016年10月20日 木曜日 00:00

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