ニュース & 話題

STOP!特殊詐欺だよ!橋高・野球部員が注意喚起

「全国地域安全運動」期間中の10月12日、和歌山県橋本市の県立橋本高校野球部員26人は、とくに高齢者らが特殊詐欺の被害に遭わないようにと、同市古佐田区民会館で、ラグビーボール大の置石(おきいし)に「詐欺に注意!」などの標語&イラストを描き、JR・南海橋本駅前の通路わきに並べて、乗降客の注意を喚起した。
この日、同校1、2年生のマネジャーを含む部員28人が、ユニホーム姿で同会館に集合。地元の老人クラブ連合会、人権サークル、橋本署・駅前交番が協力した。
先ず橋本駅前交番の恩賀喜嵩(おんが・よしたか)巡査が「最近は特殊詐欺の手口も巧妙化しています。皆さんの被害防止啓発活動ありがとう」と挨拶。
地元の人権サークルの阪口繁昭(さかぐち・しげあき)会長が「この取り組みは20回目になり、先輩から後輩へと受け継がれてきました。橋本高校野球部は地元に貢献、礼儀も正しく立派です」と讃えた。
この後、野球部員は、テーブルに置かれた石約100個に、手のひらを広げたイラストと「振り込む前にまず相談!」、携帯電話を描いた図柄に「STOPスマホ」、高齢者の顔の絵に「その電話、気をつけて」などという言葉を記した。他に「飲酒運転 危険!」などと書いた交通安全啓発の置石もつくった。
さっそくJR・南海橋本駅前の通路わきに置石を並べると、往来する乗降客らは「ありがとう」「不審電話に注意するよ」などと感心している様子。
野球部の松岡大輔(まつおか・だいすけ)主将(2年生)は「皆さん、特殊詐欺の被害に絶対遭わないでほしい。同じ気持ちを、おじいちゃん、おばあちゃんにも伝えたい」と話していた。
写真は、特殊詐欺の被害防止の標語&イラストを描く橋本高校野球部員たち。


更新日:2016年10月13日 木曜日 00:00

関連記事

ページの先頭に戻る

  • 標準
  • 大
  • RSS
  • サイトマップ

検索

過去の記事