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水玉光る大賀ハス♪〝飛び越え石〟雨季の風情

万葉人が往来した〝飛び越え石〟で名高い和歌山県橋本市真土の落合川東側のハス畑で大賀ハスが開花。ハスの大葉に水玉が輝いて、雨季特有の風情を醸し出している。
落合川は和歌山、奈良の両府県境を流れる川で、両岸から巨石が1つずつ、川の中央に突き出ていて、万葉時代には、貴族も庶民も馬や徒歩で、2つの石を飛び越えて往来したという、万葉ロマンが伝わる舞台。雨季の〝飛び越え石〟はしっとり雨に濡れている。
その東側のハス畑では、真土区が1000以上の大賀ハスを栽培。連日、約50輪が開花を続けていて、ここ約1週間が見頃という。ピンク色の大輪の花は、瑞々しくひらき、大葉には水玉ができて、風が吹くと転げ落ちる。
7月中旬には、さらに東側高台の「万葉池」で大賀ハスが開花。8月中旬のお盆ごろまで見頃が続きそう。
近くには木造瓦葺きの「とびこえ休憩所」(トイレ付)、北200数十メートルには駐車場(大型バス2台、乗用車10台)がある。
同休憩所前には〝飛び越え石〟に立つ万葉美人の「顔出しパネル」、駐車場には〝飛び越え石〟や〝磨崖仏〟などのイラスト入り「看板」(いずれも隅田中学校・美術部員が制作)で飾られている。
真土区の元区長・中谷光久(なかたに・みつひさ)さんは「私たちは生ごみ乾燥堆肥で、春は菜の花、夏はヒマワリ、秋はコスモスなどを、次々咲かせます」と説明。
「カメラマンは朝5時から正午過ぎまで、大賀ハスと蝶々、蜻蛉(とんぼ)、蜜蜂(みつばち)などを撮影される方も…」「観光客は県内外から来てくれます」と喜んでいる。
土曜、日曜日に限り、すぐ近くの「隅田クラブ」の厚意で同駐車場に駐車(無料)OK。JR和歌山線「隅田駅」から東へ徒歩10〜15分の距離。
写真(上、下)は大葉に水溜りや水玉が生じ、瑞々しく開花した〝飛び越え石〟近くの大賀ハス。写真(中)は雨季の雨に洗われた落合川の〝飛び越え石〟の光景。


更新日:2016年7月1日 金曜日 06:37

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