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関西の女性会425人活躍誓う♪橋本商工会議所

第28回「近畿商工会議所女性会連合会・橋本大会」が6月1日、和歌山県橋本市東家の橋本市民会館で、近畿2府5県の同女性会50団体・425人が参加して開かれた。
FMはしもとパーソナリティー・桝井由紀(ますい・ゆき)さんの司会で、先ず国歌、次に商工会議所女性会の歌を斉唱。同連合会の池上淳子(いけがみ・じゅんこ)会長が熊本・大分両県の地震被災地の復興を祈り、女性会員の友情を深めたいと挨拶。
尾崎公子(おざき・きみこ)名誉会長は、NHK連続テレビ小説「あさが来た」の物語を基に、「私も〝あさ〟が創設した日本女子大学の卒業生で大阪・船場商人。94歳です」と紹介。ユーモアを交えながら「皆さんも日本女性のお手本になって下さいね」と強調した。
開催地の橋本商工会議所女性会の向井征美(むかい・まさみ)会長は「橋本は高野山のふもと、交通の要衝で、昔から旅人をやさしく迎えた宿場町」と説明。平成27年の高野山開創1200年記念大法会、紀の国わかやま国体・わかやま大会、同28年のNHK大河ドラマ・真田丸…。2年前に「開催地は橋本で」と名乗りを挙げたのは、「このような橋本・伊都地方の素晴らしさを知ってほしかったからです。どうぞ、和歌山を知り、楽しんでください」と訴えた。
来賓として仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)和歌山県知事、平木哲朗(ひらき・てつろう)橋本市長、畑野富雄(はたの・とみお)橋本商工会議所会頭の3人が挨拶。
それぞれ、日本女性初のオリンピック水泳200メートル平泳ぎ金メダリスト・前畑秀子さんは橋本市出身であり、また、父の狂乱で両腕を失くし、口に筆をくわえて書画を描いた〝障がい者の母〟と慕われる大石順教尼さんは、九度山の萱野家で暮らしたことなどを紹介。「これからも女性のご活躍に期待します」と挨拶。会場から「うれしいまちね」「わかったわよ」と首を振る姿も見られた。
総会議事では、近畿商工会議所女性会連合会の「近畿」(Kinki)は、英語の「Kinky=(性的に)異常な、変態の=に誤解されかねないこと、それに最近は関空(関西国際空港)を活かした関西のブランド化が進んでいることから、今後「近畿」を「関西」に替えて「関西商工会議所女性会連合会」と名称変更することが提案され、拍手で承認された。
この後のアトラクションで、橋本市高野口町出身・在住のシンガーソングライター・ウインズ平阪さんが登場。「私は和歌山が大好き。和歌山の歌(か)は歌(うた)ですよ。家族や友だち、世話になった人がいっぱいいます。私は東京やニューヨークなどには行かず、古里・和歌山で、歌い続けます」と心根を明かし、紀の国わかやま国体のテーマソング「明日へと」(ダンスバージョン)などオリジナルソング8曲を歌うと、客席から大きな拍手が起きていた。
また、懇親会は橋本商工会館8階と橋本カントリークラブの2か所に分かれて開催。それぞれ全国に名高い「近大マグロ」解体ショーが行われ、全員さっそく舌鼓(したつづみ)。また、サプライズで〝幸村の里〟から紀州九度山真田鉄砲隊=梅下修平(うめした・しゅうへい)隊長=が、ほら貝を吹き鳴らしながら、勇壮な手作り甲冑姿で登場。鉄砲を撃つ演技の後、女性会の発展を誓って「エイエイオー」と鬨(とき)の声をあげると、女性会員たちも一緒にこぶしを挙げていた。
写真(上)は関西50団体425人に橋本の良さをアピールする向井征美・橋本商工会議所女性会会長。写真(中)は女性たちと一緒に鬨の声を上げる紀州九度山真田鉄砲隊の面々。写真(下)は繰り広げられる「近代マグロ」解体ショー。


更新日:2016年6月1日 水曜日 23:01

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