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真田ミュージアムへ日本刀展示!刀匠濵川さんの逸品

戦国武将・真田幸村ゆかりの和歌山県九度山町で今春オープンする「真田ミュージアム」に、橋本市出身の刀匠・濵川貞純(はまかわ・さだずみ、本名・純哉=じゅんや)さん(29)=同県かつらぎ町上天野=が製作し、第3回「新作日本刀 刀職技術展覧会」で新人賞を受賞した新作日本刀が展示されることになった。濵川さんは自宅わきに新築中の工房が今春完成する予定で、「江戸時代の名匠・一竿子忠綱(いっかんし・ただつな)のように、風格ある名刀作りを目指したい」と張り切っている。
濵川さんは平成17年(2005)に県立橋本高校を卒業後、鎌倉時代から続く名門・月山派の刀匠・月山貞利(がっさん・さだとし)師の月山日本刀鍛錬道場=奈良県桜井市=に入門。心も刀も「切磋琢磨(せっさたくま)」し、同22年に文化庁美術刀剣製作承認を得て、同25年に道場を卒業・独立した。
この間、日本刀文化振興協会主催の第3回「新作日本刀 刀職技術展覧会 刀身の部」で見事、新人賞に輝き、刀匠会主催の「お守り刀展覧会」でも短刀2本、脇差1本が入選するなど、将来を期待されている。
真田ミュージアムは、3月13日オープン予定で、そこに飾られる濵川さん製作の新作日本刀は全長約1メートル、刀身約70センチ、重さ約1キロの堂々たる逸品。刀身は反りも乱れ刃も美しく、弘法大師・空海の所持した密教仏具・三鈷杵(さんこしょ)を刻印している。
濵川さんは、図書部員だった高校3年生の頃、たまたま図書室で、古本「刀剣と甲冑(かっちゅう)」に出会い、そこに掲載された龍の彫刻入りの風格ある日本刀に感銘を受けた。卒業後の進路は、刀匠修業にしぼり、家族の応援と日本史担当教諭の奨めで、伝統ある「月山派」で研鑽(けんさん)することに決心した。
筆舌(ひつぜつ)に及び難い厳しい鍛錬のうえ、月山師から「貞」の名をいただき、自らの「純」を重ねて、刀匠名を「貞純」と名乗り昨年5月、かつらぎ町の丹生都比売神社近くの古民家に移住。現在、隣に工房を建築中で、3月下旬に完成する予定という。
濵川さんの新作日本刀は、九度山町が真田ミュージアムに展示。月山派の見事な日本刀から、戦国時代の幸村のロマンを感じてもらう。
郷土・橋本市の伊都振興局で、真っ白な作務衣姿で記者会見した濵川さんは、「開館当日は、私も出席させていただき、皆様と共に開館を喜びたい。工房が完成すれば、天野は丹生都比売神社と、素晴らしい自然があり、実に静かな環境です。その工房で私の尊敬する名匠・一竿子忠綱の日本刀作りを目指して、研鑽に励むつもりです」と語った。
写真は新人賞受賞作で真田ミュージアムに展示される新作日本刀を披露する若手刀匠・濵川貞純さん。

更新日:2016年2月24日 水曜日 00:00

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