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愛鳥週間ポスター原画~小5・中村さん林野庁長官賞

平成28年度愛鳥週間用ポスター全国審査(公益財団法人・日本鳥類保護連盟主催)で、和歌山県橋本市立境原小学校5年生の中村虹澄(なかむら・こと)さん(10)の「ふくろう」が見事、林野庁長官賞を受賞し、12月21日、和歌山県伊都振興局で、古田雅昭(ふるた・まさあき)局長から、表彰状や楯が授与された。「ふくろう一家」の幸せな光景を描いた中村さんは「この絵を見て、皆さん幸せになってほしいです」と受賞の喜びを話した。
中村さんの応募作「ふくろう」はブルーをベースにした水彩画で、描かれたふくろう一家は4羽家族。画面左上で羽ばたく父、その下でにっこり笑う母、右側で2匹仲良く肩を並べる赤ちゃん。その幸福一家を満天星が包むように輝いている。
中村さんは作品「ふくろう」を1週間がかりで製作。同級生と共に応募。小学生部門では県審査で優秀作9点が通過。全国審査では小学生4万5633人の中から、中村さんの作品が唯1つ林野庁長官賞に選ばれた。
この日、伊都振興局2階の局長応接室で行われた授賞式には、お母さんと担任教諭が同席。古田局長が「素晴らしいポスター絵画ですね」と声をかけると、中村さんは少してれながら、「テレビで見たふくろうの赤ちゃんを思い出し、ネットで調べて〝幸せなふくろう家族〟を描きました」と説明。「とくに星空を描くのが難しかったので、お母さんに教えてもらい、割り箸に絵の具をつけて、星々を描きました」と話した。
伊都振興局によると、中村さんの作品など県内の代表作29作品(特選9点、入選20点)については来年5月上旬~下旬、和歌山市と田辺市で展示する予定。古田局長は「中村さんのポスター画は、私たちの最も大切にしなければならない、幸福感を表現してくれています。うれしいですね」と讃えていた。
写真(上)は古田局長から林野庁長官賞を授与される中村さん。写真(中)林野庁長官賞に輝いた中村さんの作品「ふくろう」。写真(下)は「ふくろう」のポスター画を披露する中村さんと古田局長。


更新日:2015年12月21日 月曜日 22:00

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