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橋本高校・邦楽部♪文化庁長官賞~高齢者に報告演奏

和歌山県立橋本高校・邦楽部(橋本市古佐田)が、第39回全国高校総合文化祭・日本音楽部門で文化庁長官賞を受賞し、地元の古佐田区民会館で「報告演奏会」を開いた。同邦楽部は一昨年に優良賞、昨年は1位の文部大臣賞、今回は3回連続入賞で、顧問の鳥居志津乃(とりい・しずの)教諭は「皆様の応援のお陰であり、さらに研鑽(けんさん)に励みます」と謝辞を述べている。
同邦楽部=富岡聡馨(とみおか・さとか)部長ら部員19人、マネジャー1人=は今月、滋賀県大津市で開かれた同文化祭に和歌山県代表として出場し、「大河」を演奏。見事、文化庁長官賞に輝いた。
同邦楽部は数年前から地元区民会館で、古佐田老人クラブ連合会=池永惠司(いけなが・けいじ)会長=の会員たちに箏曲を披露。これは高齢者への慰問ではなく、「舞台度胸」をつけるために演奏させてもらってきたという。
この日、同邦楽部員が出演、老人クラブの約40人が参集。部員が「今回も皆様のお陰で入賞できた」こと、「大河は素晴らしい曲」であることなどを報告。部員19人が「さくら変奏曲」と「大河」の2曲を演奏すると、高齢者らは女生徒たちの奏でる音曲にうっとり。日本情緒を身に着けた〝立ち居振る舞い〟にも感心していた。
同邦楽部は、戦前の「橋本高等女学校」時代に発足。約70年にわたり、邦楽(筝、三味線、尺八)を学んできた。次の和歌山県大会(高等学校総合文化祭)は、すでに8月22日に迫っている。
鳥居教諭は「この報告演奏は、皆様への感謝演奏です。同時に舞台稽古でもあり、先ず次の和歌山県大会、さらに全国大会で4年連続入賞を目指します」と張り切っていた。
写真(上)は箏曲「大河」を報告演奏する橋本高校・邦楽部部員たち=古佐田区民会館で。写真(中)は高齢者に報告する同邦楽部員たち。写真(下)は勢ぞろいした高齢者と邦楽部員たち=いずれも地域ボランティア・阪口繁昭(さかぐち・しげあき)さん撮影。


更新日:2015年8月16日 日曜日 00:00

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