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橋本駅前で昼火事!~4棟全焼、幸い負傷者なし

8月3日午後、和歌山県橋本市古佐田のJR・南海橋本駅前で織物工場や商店・民家など4棟が全焼、1棟が一部焼損する火災があった。
同日午後1時45分ごろ、同駅南西約50メートルの織物業・稲葉秋廣(いなば・あきひろ)さん(66)方住宅兼工場(約820平方メートル)から出火、東隣の元カメラ店の津秦美代子(つはだ・みよこ)さん(85)方(木造2階建て約270平方メートル)など工場、商店、民家、倉庫計4棟(計1380平方メートル)を全焼、飲食店1棟の屋根の一部を焼損して、同4時13分頃に鎮圧した。
この火事で、橋本市消防本部と地元消防団から消防車約20台が出動、消火栓からホースで放水。商店・民家が建て込み、路地も狭いため、消火に手間取ったが、幸い死傷者はいなかった。橋本署で出火原因を調査中。
現場の南約20メートルの豊澤医院(鉄筋3階建て)の豊澤浩(とよざわ・ひろし)院長は「近くで往診中、近隣火災の連絡があり、急いで帰って、屋上から北側を見ると、工場・民家は真っ赤な炎と猛煙に包まれていた。熱風はここまで吹き付けてきたが、消防士が必死の消火作業に当たってくれたので、当医院への延焼は免れた」と話した。
また、現場から東約30メートルの駅前商店街で、花屋さんを営む橋本高校野球部の元監督・広畑良次(ひろはた・よしつぐ)さんは、「火の粉は南西の風に乗って、ここまで飛んできた。この通り、店の外は、火の粉の燃え屑がいっぱい落ちています。火の粉が筋向いの飲食店の屋根瓦の隙間に入り、燃え出したのが見えたので、近くにいた消防士に知らせて放水、わずかな焼損で済んだ」と胸をなでおろしていた。
マイカー通勤の車が帰る午後5時半を過ぎても、現場はくすぶり続けて、放水作業は続いたため、橋本駅前の大通りや、国道24号は一時大混雑した。
同駅前では約30年前から中心市街地再開発事業に着手。建てこんだ商店・民家の狭い路地を解消して「消防車や救急車が出入りしやすい街づくり」を目指したが、予算難から今なお事業が滞っている。
周辺住民は「昼火事だったので、火事に気付くのも早く、避難も早かった。消防活動や住民協力で、被害は最小限に食い止められたが、深夜火災だったら、どれほどの人的被害、建物被害が出たか、はかり知れない」と、口々に話していた。
古佐田区では、1人暮らしなど、今回の火事が心配で、眠れない区民に対し、古佐田区民会館を開放することにした。
写真(上)は炎と猛煙を上げる織物工場に放水する消防士ら。写真(中)は完全鎮火を目指して放水を続ける消防士ら。写真(下)は織物工場や商店・民家など4棟が全焼した橋本駅前の昼火事現場=豊澤医院の屋上から撮影。

更新日:2015年8月3日 月曜日 20:07

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