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金魚(らんちゅう)飼育25年~馬場さん人々に進呈

夏の素敵な風物詩でもある金魚の一種、らんちゅう(蘭鋳、蘭虫、卵虫)を約25年間、自宅の水槽で飼い続け、その稚魚を友人知人や小学生にプレゼントしている男性がいる。和歌山県橋本市柿の木坂の元会社員・馬場正(ばば・ただし)さん(67)で、馬場さんは「私はらんちゅうの可愛さに魅了され、その命を大切に育ててほしいので、皆さんに差し上げています」と話している。
馬場さん宅の庭には、馬場さん手作りのブロック水槽(長さ約5・5メートル、幅約80センチ、深さ約50センチ)と、簡易水槽10器があり、そこで現在、らんちゅうの成魚(体長7~15センチ)約60匹を飼育し、その稚魚(1~1・5センチ)約2000匹がいる。
らんちゅうの彩色は、赤や白、赤白の斑(まだら)の3種類。頭部に瘤(こぶ)が隆起し、体形はずんぐりし、背びれがなくて、泳ぐ姿を上から見ると、ちょっとユーモラスで素敵。稚魚はいずれも真っ黒だが、泳ぐ勢いはメダカに似て、どことなくいとしい。
馬場さんは平成2年(1990)頃、友人に誘われて行った日本一の金魚の本場、奈良県大和郡山市の養魚池で、らんちゅうと運命の初対面。その何とも言えない姿に一目ぼれし、即刻、稚魚12匹を購入。自宅庭でプラスチック製の衣装ケースに水を張って飼い始めた。成魚まで育てるのは並大抵ではないが、4年後には、うち5匹が成魚となり、やがて産卵、約20匹の孵化(ふか)に成功した。
以来、ブロック水槽を築造して、らんちゅうの動作やエサ、水質などに細心の注意を払い、情愛込めて育て、稚魚は「欲しい」と言う友人知人に進呈。昨年秋には、地元の紀見小学校に贈って喜ばれ、今年9月頃にも同小の子供たちにプレゼントしたいという。
馬場さんは、らんちゅうの育て方について、「私の場合、らんちゅうの少しの動作の違いにも、体調とか病気に気づくことがあり、よく調べてみたら、エサまたは水質などが、そのらんちゅうに合わないことがわかります」と説明。
また、馬場さんはこれまで、らんちゅうを品評会に出品して、らんちゅうの出来、不出来を競わせたことはなく、その理由について「今日までらんちゅうを大事にしてきたのは、そういう競争ではなくて、どんどん生まれてくる命の不思議さ、命の尊さですね。結局、らんちゅうも家族の一員。私だけではとても世話できないので、金魚好きの皆さんに、もらっていただいているのです」と話していた。
写真(上)は簡易水槽で泳ぐらんちゅうにエサを与える馬場さん。写真(中)は上から見ると魅力的と言われるらんちゅう。写真(下)は沢山のらんちゅうを飼っている馬場さん手作りのブロック水槽。

更新日:2015年7月18日 土曜日 00:00

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