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青葉娘「幸せ」祈り散華~開創1200年・高野山

世界遺産・高野山(和歌山県高野町)の開祖・弘法大師・空海の降誕を祝う「青葉まつり」が、6月15日、高野山で開かれた。高野山開創1200年という節目の「青葉まつり」とあって、大勢の参拝・観光客が聖地での祭典を楽しんだ。
この日午前9時から、高野山・大師教会で降誕会法要が営まれ、同11時半からオペラ歌手・尾上利香(おのうえ・りか)さんが、14日の前夜祭に続き、奥の院・一の橋で「祈りの歌」を奉納。高野山真言宗総本山・金剛峯寺の稲葉法研(いなば・ほうけん)法会部長らが挨拶に立ち、弘法大師の「御降誕」を祝うとともに、参拝者の「ご自愛、ご健康」を祈った。
正午過ぎ、県警音楽隊、小学校鼓笛隊、稚児行列、御詠歌、大師音頭、花御堂渡御、山車(だし)、ねぶた(御帰朝と飛行の三鈷)など約1500人の行列が、次々と一の橋を出発。金剛峯寺までの約1・5キロ間の目抜き通りを、ゆっくりと練り歩いた。
途中、今年の青葉娘である金剛峯寺職員の石元里奈(いしもと・りな)さん(23)、福森彩永(ふくもり・あやな)さん(24)、高野町役場職員の福本肇子(ふくもと・はつこ)さん(29)、紀陽銀行員の花岡里奈(はなおか・りな)さん(25)の4人が、千早装束姿で登場。
稚児大師像を載せた花御堂に続く山車(だし)の四隅から、幸せを呼ぶと言われる絵札をまく「散華(さんげ)」を繰り広げると、沿道の人たちは、必死で絵札を拾い集め、「これは仏壇に飾る」「友達にあげる」などと、顔をほころばせていた。
写真(上)は山車から散華を繰り広げる青葉娘たち。写真(中)は御詠歌の方々の後に続く花御堂渡御・山車の長い列。写真(下)は「御帰朝と飛行三鈷」のねぶた。


更新日:2015年6月16日 火曜日 00:00

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