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京奈和道に「道の駅」オープン~かつらぎ西・上り線

和歌山県かつらぎ町笠田東の京奈和自動車道・かつらぎ西パーキングエリア上り線内で「道の駅 かつらぎ西」が完成し、5月1日、関係者ら約100人が参集して、竣工式を行い、オープンした。同町は世界遺産・丹生都比売(にうつひめ)神社や、紀の川沿いの妹背山など万葉の里があり、おいしい果実作りや観光農園の盛んな〝フルーツ王国〟としても名高い。運営にあたる指定管理者の株式会社・まちづくりかつらぎの溝端荘悟(みぞばた・そうご)社長は「郷土自慢の農産物や加工品を並べて、飲食や買い物、トイレ休憩を楽しんでいただきたい」と張り切っている。
「道の駅 かつらぎ西」は、敷地約800平方メートル、鉄骨平屋(延べ約452平方メートル)。トイレは11器(男・女用各5器、障害者用1器)で、駐車場は56台(大型車19台、小型車35台、身障者用2台)が駐車できる。
物産販売所には、地元の農産物や町内の各事業所の商品を展示販売。飲食コーナーでは、カレーやラーメンを提供。観光・道路情報コーナーでは、世界遺産・高野山や丹生都比売神社、町石道などの観光ポスター、パンフ類を置き、名所・旧跡をアピールする。
今回の道の駅オープンは和歌山県内で28番目。京奈和自動車道では初めて。この日の竣工式で、挨拶に立った井本泰造(いもと・たいぞう)町長は「来年2月には、かつらぎ西パーキングエリア下り線内にも、「道の駅」を新設・オープンさせる予定で、地域活性化の起爆剤になってほしい」と力を込めた。
溝端社長は「わが町には妹背山や船岡山などの万葉の里があり、この京奈和自動車道は近畿の外環道路です。来訪の方々と活発に交流し、素晴らしい観光拠点にしたい」と希望を述べた。
国交省近畿整備局和歌山河川国道事務所の志々田武幸(ししだ・たけゆき)所長や堀龍雄(ほり・たつお)県議、赤阪岩男(あかさか・いわお)町議会議長、古田雅昭(ふるた・まさあき)伊都振興局長らも次々挨拶した後、井本町長や溝端社長らが「道の駅 かつらぎ西」の看板除幕と、テープカットでオープンを祝った。
初日の「道の駅 かつらぎ西」は、ハッサクと甘夏柑や、天野米を使った「桜もち」、人気の「こめ油」、「柿酢」、「紀州びわ」、花類を陳列。酒井弘次(さかい・ひろつぐ)支配人は「ここでは町内の各事業所のブランド品も販売。今はフルーツの少ない季節ですが、5月中旬には早生桃(わせもも)が登場、夏にはブドウ(ピオーネ)など、季節ごとに新鮮なフルーツを沢山出品します」と話に力を込めていた。
年中無休で、営業時間は午前7時~午後7時。問い合わせは「道の駅 かつらぎ西」(電話0736・22・7810)。
写真(上)はテープカットで「道の駅 かつらぎ西」の完成を祝う井本町長、溝端社長ら。写真(中)は郷土自慢の品々を並べた「道の駅 かつらぎ西」。写真(下)は観光地やイベント案内のポスターを掲示した観光・道路情報コーナー。


更新日:2015年5月2日 土曜日 00:00

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