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キジや雀は遊び、猫は昼寝~〝万緑〟の中将姫の里

奈良時代のヒロイン・中将姫ゆかりの和歌山県橋本市恋野地区は、今、俳句歳時記でいう「万緑(ばんりょく)」の季節を迎え、野辺ではキジ(雉)、庭では雀が遊び、軒先では猫が昼寝するなど、夢のような光景が繰り広げられている。
恋野地区は紀の川南岸の丘陵地。溜池が9つあり、池畔の木々はすべて若葉を広げ、野鳥がさえずる。遠望すると、まさにその色彩は、「万緑」の季語そのものである。
恋野地区公民館の東方の浮御堂や、その近くのカフェ&ギャラリー「藪椿(やぶつばき)」周辺では、キジの夫婦が仲良く、ケーン、ケーンと声を上げる。最近、市街地ではめっきり少なくなった雀が、屋根瓦の家の多いこの辺りでは、沢山群れ飛び、風にひるがえる若葉と遊ぶ。
軒下の猫は、日光を浴びて昼寝し、無数のタンポポは一斉に開花。そばの田畑では、大根の花やネギ坊主の姿がかわいい。どこからかウグイス(鶯)の声が届いたかと思うと、今度は空からトビ(鳶)の笛の音が降ってくる。
中将姫旧跡保存委員会=田中治(たなか・おさむ)会長=によると、中将姫は容姿端麗で、英知に富み、恋野の里で2年3か月、暮らしたとされる。
「藪椿」の経営者・新田綾子(にった・あやこ)さんは、「こんな素晴らしい自然は、どこにもない恋野の宝です。いつまでも、このままの姿で、残しておいてほしいです」と話していた。
「藪椿」は日曜日と月曜日が休日。電話(0736・33・0569)。
写真(上)は「藪椿」近くの田畑の畦道で遊ぶキジの雄。写真(中)は春光の中で開いたタンポポと軒下で昼寝する猫のみーちゃん。写真(下)は「藪椿」の庭の木で遊ぶ雀たち。

更新日:2015年4月26日 日曜日 00:00

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