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「裁ち寄り処」4月改装オープン!ブランド品販売推進へ

JR和歌山線・高野口駅前大通りで改装中の橋本市地場産業振興センター「裁ち寄り処」のリニューアルオープニング式典が、4月10日(金)、開催されることになった。橋本市の平木哲郎(ひらき・てつろう)市長は、昨年秋の高野口町のイベント「歩行者天国」で、「ここを拠点にして、地場産品の展示と、そのブランドを、国内外にアピールしたい」と挨拶、その誓いが約半年ぶりに実現することになる。
「裁ち寄り処」は平成16年(2004)7月、IT地域交流センターとしてオープン。元銀行の木造2階建て(約400平方メートル)で、1階は地場産品の展示販売、地場産品作り体験、喫茶コーナー、2階はIT体験・教室などを開催。高野口商工会=苅田一郎(かりた・いちろう)会長=が指定管理者となり運営してきた。
平木市長は先ず「ここを〝チーム橋本〟として活用したい」と選挙公約。昨春、市長当選の後、実現に向けて動き始め、10月の「歩行者天国」の際には「裁ち寄り処」の前で、大勢の参加者を前に、その実現を誓っていた。
リニューアル工事は、1階北側入口の自動ドアを、物品搬入・搬出がしやすいように、半開から全開に拡大。トイレ(男1、女2)は高齢者も楽なように、和式から様式に改築した。
中央の喫茶コーナーは南側入り口付近に移動。展示スペースを拡大し、梁や柱を磨き上げ、床をクリーニング。壁はクロスを張り替え、照明はLED(発光ダイオード)に切り替えて明るくし、節電をも図った。
2階はパソコン教室など、研修室としていたが、パソコン体験は1階で出来るようにし、2階はクロスを張り替え、「はしもとブランド推進室」として活用される。
リニューアルオープン式典は、橋本市と高野口商工会の共催で、午前11時半から、平木市長や職員、商工関係者らが「裁ち寄り処」に集まり開催。式終了後には、北側入口に掲げた「はしもとブランド推進室」の室名看板・記念撮影が行われる。
計画によると「はしもとブランド推進室」には、県職員1人、市職員3人、高野口商工会、橋本商工会議所、JAの各職員1人ずつ、臨時職員1人の計8人を配置。
1階には、橋本市の地場産業である高野口パイル織物の各種商品、国指定の伝統的工芸品「紀州へら竿」、県指定の伝統的工芸品「紀州高野組子細工」、名誉市民・岡潔博士のイラスト・金言入り木工芸品などを展示。収穫シーズンに応じて、橋本のおいしい「柿」や名物「畑ごんぼ」甘い「ブドウ」なども展示即売する予定。
推進室職員は「販路開拓・販売促進による地場産品のブランド化の推進」「地元の農産物を使った新商品開発」「ふるさと橋本応援寄付金を活用したカタログギフト事業による特産品の広告宣伝」などに働くとしている。
写真(上)はブランド発信の拠点となる橋本市地場産業振興センター「裁ち寄り処」。写真(中)は昨年10月の高野口の「歩行者天国」で「裁ち寄り処」をブランド商品の販売・開発拠点にしたいと挨拶する平木市長=手前左。写真(下)はこれまでの「裁ち寄り処」展示コーナーの一部。


更新日:2015年3月17日 火曜日 00:00

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