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農業楽しい、生物可愛い♪~里山学校・第1回発表会

日本の原風景、和歌山県橋本市柱本の芋谷川(いもたにがわ)流域の棚田で昨年夏、開校した全国でも珍しい「はしもと里山学校」=佐藤俊(さとう・さとし)代表=の子供たちによる第1回発表会が2月15日、橋本市教育文化会館で開かれた。子供たちは棚田での農作業や水生生物との触れ合いなど、楽しい〝学校生活〟を発表。佐藤代表は挨拶の中で、「この貴重な体験は、必ず将来の人生に役立つことでしょう」と語った。
同校は、柱本地区の農業従事者が指導、エコランドいと・はしもと、柱本田園自然環境保全会、柱本地区、はしもと里山アクションチーム、和歌山県が共催・支援。昨年6月の開校式には、橋本・伊都地方や近府県の子供14人が入学、保護者10人、サポーター4人が参加した。以来、「田植え」「生きもの観察会」「秋の収穫祭」「籾摺(もみす)り体験」「米の袋詰め作業」「草刈り」「餅つき」「フィールド整備」などを実践してきた。
この日、同校の子供たちや保護者、サポーター、県職員、大学生ら約50人が参加。佐藤代表が「当校の目的は、米を作って棚田を守る、生き物の多様性を保全する、農村の文化や伝統を学ぶことです。これまで雨の日も旱(ひでり)の日も、延べ400人が参加しましたが、子供たちの成長はこれからです」と挨拶した。
この後、スクリーンに学習風景・活動ぶりを投影し、子供たちが佐藤代表の助言を得ながら説明した。子供たちは映像を指さしながら、「これはボート遊び、とても楽しいです」「あの時のスイカはとても甘かったよ」などと、あどけない表情で話し、佐藤代表は「棚田ではアメリカ人が田植えを初体験しました。アメリカ人は〝正確〟さにこだわっていて、日本人の〝適当〟さと異なりました」と紹介。その〝適当〟の意味を考えさせていた。
会場からは「火の熱さは、体験しなければわからない。自然を自由に体験できる環境と、大人の見守りが大切です」とか、「砂漠化や森林崩壊などの進む地球、土壌や水を大切にすることが一番大事」などという、意見発表があり、また「里山学校の子供たちの表情が、とても楽しそう。ぜひ来年度から参加したい」という声も上がっていた。
佐藤代表は「里山学校では、押し付ける教育ではなく、子供たちが望むまま、自由に体験する学習を大切にしています。子供たちは無意識のうちに、自然からいろんなことを学んでいて、それは10年後、20年後に、必ず、社会を引っ張ってくれる人間に成長してくれることでしょう」と結んだ。
「はしもと里山学校」の入学・参加費は不要。問い合わせは佐藤代表=電話0736・42・4102)
写真(上)はスクリーン映像で里山体験を説明する子どもたち。写真(中)は「はしもと里山学校」風景=チラシより。写真(下)は「はしもと里山学校」第1回発表会で挨拶する佐藤代表。

更新日:2015年2月16日 月曜日 00:00

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